
最近のわたしのお気に入りの掃除スタイルは、ほうきとちりとりで大きなゴミを掃きとり、最後にフローリングワイパーで仕上げるという、シンプルな方法。
実は、掃除機もあるにはあるのですが、音が大きくて猫たちが怖がってしまうんです…。
それに、時間帯によってはご近所の迷惑にもなりかねないので、静かに掃除ができる道具たちがわが家の主戦力となっています。
そんな静かでやさしい掃除道具たちの中に、最近新しい仲間が加わりました。それが、「はたき」。
手が届かなくて掃除をサボりがちだったその場所にようやく向き合う決意をして──思い切って「はたき」を迎え入れてみました。
この記事のもくじ
はたき選び、絹という選択
一口にはたきといっても、素材もナイロン、綿、絹、羽などいろいろあるんですよね。
愛着を持って大事に使えて、かつ機能も優れていて、高いところのホコリをパタパタ落せるものを…と考えた結果、絹のはたきを選ぶことにしました。
はたきに絹というと何だかモッタイナイ気もしますが、摩擦の強い素材で、ホコリをぬぐい落す力が強いので、意外にもはたきにピッタリな素材なんだそうです。
しかも、ナイロンと違って静電気も起きないので、はたく部分の絹同士がまとわり付かず、力が均等かつ効率的にはたきの先端まで伝わるというメリットもあるんだとか。

憧れの白木屋傳兵衛…と思いきや、メルカリで素敵な出会い!
絹のはたきといえば、白木屋傳兵衛さんの羽二重正絹ハタキが有名ですよね。
黒竹でできた柄に、白い絹が映えてとっても美しい、まさにシンプル・イズ・ベストなはたきです。
壁に吊り下げるだけでも様になるのは間違いなしの名品でございます。
しか~し、ネットで絹のはたきを探し回ったわたくし、別のものに目を奪われてしまったのです。
それは、メルカリで販売されている「tomofoodworks」さんのはたき。
こちらもやはり柄は黒竹でできているのですが、白木屋傳兵衛とは違うのが、はたきの部分がカラフルなこと!
手染めした絹のはぎれを使っているとのことで、作られたはたきはどれもがオンリーワンです。
人によって好みはいろいろかと思いますが、わたしはそのセンスにすっかり一目惚れ。
しかも、昨今、手間暇かけた手作り品となるとビックリするような値段のものもあるなか、このお値段でいいのかしら?と思ってしまうような良心的なお値段なんです。
というわけで、いつもは買い物するのに平気で1か月以上は悩んだうえに買わないことも多いわたしですが、今回は一期一会の出会いを大切にということで即注文してしまいました。

一目惚れしたtomofoodworksさんのはたき
わたしが一目惚れしたはたきがこちら。

濃淡のグレーに渋めのピンク、そして白と、とっても色合いが素敵ですよね?
これがはたき?って思うようなモダンな可愛さがあって、センスが素晴らしい。
ちなみに、一緒に入っていたオシャレなタグは、NPO Telescopeさんのものでした。

ちなみに、はたき部分を拡大して見ると布の切り口が荒いですが、これはわざと。
ホコリがよくとれるように、はたきの絹はハサミで切らずに、あえて手で裂いているんだそうです。

使わないときも、吊り下げているだけでインテリアとして素敵です。

さっそく掃除に使ってみたら…素晴らしい使い心地!
届いて早速、はたきがけをしてみました!
平均身長のわたくしですが、はたきの柄の長さが約50cmあるので、手を伸ばせば照明の笠はもちろん、天井近くの壁や冷蔵庫の上もはたきがけ可能です。

はたきをパタパタしてみると、今まで見てみぬふりをしていたホコリが出るわ、出るわ。パサパサとホコリが舞い落ちてきます。
柄もしっかりとした太さがあるので、握りやすいですし、安定感もあります。
実はわたくし、以前、はたきが欲しくって自作した経験があるんです。
そのときは、庭の適当な枝と綿布のはぎれを使ったのですが、枝の握り心地はいまいちだし、はたきの根元も不安定。
どうにも使い勝手が悪く、結局、そのはたきとは1か月もしないうちにお別れしたんですよね。
あの自作のはたきと比べるのは大変失礼だとは思うのですが、tomofoodworksさんのはたきの使い心地は雲泥の差です。

まとめ:お気に入りの道具で掃除をもっと心地よく
掃除って、道具ひとつで気分もやる気も変わりますよね。
今回出会った絹のはたきは、まさに“掃除するのが楽しみになる”アイテム。
ホコリが取れるたびに、ちょっとした達成感を感じられて、毎日の暮らしがちょっと心地よくなります。
あなたも、ぜひお気に入りの掃除道具を見つけてみてはいかがでしょうか?
tomofoodworksさんのサイトを見てみる▶メルカリ