
前回の記事『【40代からのシンプルライフ考】太田式投資法でごほうび生活にチャレンジします』で、投資運用しながら「ごほうび用のお金」を生み出す試みのお話をしました。
投資用のオルカン(全世界株式インデックス)を購入してから、「来月のごほうびは何にしようかな〜」と、まだ取り崩しもしていないのに、一人でウキウキ考えはじめていたんです。
……が。
致命的なことに気が付いてしまいました。
それは、「あれをごほうびにしたい!」と心から思えるようなコト・モノを思いつかないということ!
欲しいものが、ない。
冷静に考えてみると、もう40代半ば。
若い頃のように「これが欲しい!」という衝動買い的な欲求も減り、必要なものはすでに手元にある。
それに、シンプルライフを意識するようになってからというもの、「モノを増やしたくない」という気持ちがどこかに常駐している。
そのせいか、ごほうび資金の使い道を考える段階で早くもつまずきました。
まさか“ごほうび生活”の前に“ごほうび迷子”になるとは思わなかったです(笑)。
「1000円で満たす」おづまりこさんの世界
『【40代からのシンプルライフ考】太田式投資法でごほうび生活にチャレンジします』でも紹介しているおづまりこさん。
1000円を使って充実した生活を送っていらっしゃるんですよね。
おいしいパンを買ったり、かわいいお花を飾ったり。
その“少額でも心を満たすセンス”が、本当にすてき。
それに比べてわたしはといえば、まだオルカンを1円も取り崩していないけれど、「何に使おう?」と考えたままフリーズ中。
……どうやら、“ごほうび筋”がすっかり衰えているようです。
ごほうびって、何だろう?
「わたしもあんな感じで楽しんでみたい!」と思い、思い切ってオルカンに投資し、「ごほうび用のお金」を生み出すシステムを作ってみたまではよかったんです。
「来月のごほうびは何にしようか」とぼんやりと妄想するのも楽しい。
でも、その妄想を実践しようなると、「これでいいのかな」と現実的な思考が頭をもたげてしまうんです。
漠然と考えている段階だとワクワクしても、1000円なり、1500円なりを投じるとなれば、ためらう気持ちが出てしまう。
そもそも、なるべくモノを増やさずシンプルな生活をしたいと思っているので、ちょっとした思い付きだけで家に残ってしまうようなモノを買いたくない。
「何か美味しいもの」と考えても、自分だけで楽しむというのに慣れていなくって「家族の分も買ったほうがいいのかな?」なんて思ってしまったり。
結局、「自分のためのごほうび」という使い方を久しくしていないので、どうしたらいいのかすっかりわからなくなってしまっているのです。
先ほどのおづさんはマイペースに楽しんでいて羨ましいかぎりなのですが、家族持ちのわたしはなかなかそうもいかない。
家族がいない日中にでも楽しめばいいのかもしれませんが、家の近所の店だと限りはあるし、わざわざ遠出するとなると交通費を考えると金額内に収めるのは結構しんどい。
しかも、元来ケチなわたしなので、「ごほうび用のお金」と言いつつも無駄遣いはしたくないのです。
おづさんは、“駄菓子1000円買い”みたいな思い切ったお金の使い方をしているんですが、時給1000円ほどで働いているパートの身ではいくら「ごほうび用のお金」といえども、ちょっと抵抗があるんですよね。
これまでお金をコスパ、タイパを考え、慎重に使うことに慣れすぎてしまっているので、良くも悪くも浪費ともいえそうなお金の使い方が出来なくなってしまっているのです。

ごほうび生活、ぼちぼち始めていきます
2025年11月を第1回目のチャレンジにしようかと目論見中なのですが、どのようにお金を使うか初回からとっても悩み中…。
「頑張った自分にプレゼントを」なんて言うけれど、実際のところ、自分の“ご機嫌の取り方”って難しい。
もしかしたら、ごほうび生活のスタートラインは、お金を使うことよりも、“自分の喜びを思い出すこと”なのかもしれませんね。
これから「自分が何をしたら嬉しいのか」を少しずつ探していこうと思っています。
