
どちらかというと疲れやすい体質のわたくし。
学生時代は気合と根性で乗り切ってきましたが、20代、30代、そして40代と、歳を重ねるごとに「精神論だけでは体がついてこないな」と感じることが増えました。
しかも最近は、どこがどう悪いというわけでもないのに、体のエネルギーが足りないというか、なんとなく元気が出ない状態が続いています。
そんな自分に少しモヤモヤしていたとき、ある研究結果を知りました。
この記事のもくじ
40代に訪れる「老化の節目」
2024年にスタンフォード大学の研究チームが発表した研究によると、老化は一定のスピードで緩やかに進行するのではなく、40代(とくに44歳前後)と60歳前後の2つの時期に大きな変化を迎えるのだそうです。
まさに今のわたしがその年齢にあたるのですが、たしかに白髪も増えたし、体全体のエネルギーが少し減ったように感じます。
「いよいよ自分も歳をとってきたな」と少し凹む気持ちもありますが、研究によると、今から積極的な健康管理を始めることで老化の進行を遅らせる可能性があるそうです。
嘆いてばかりではなく、未来の自分のためにも、体を大切にしていかないといけませんね。

『スタンフォード式疲れない体』との出会い
そんな中、手に取ったのが『スタンフォード式 疲れない体』という本。
スタンフォード大学スポーツ医局が提唱する「IAP呼吸法」という方法が紹介されていて、これがとても興味深かったんです。
「IAP呼吸法」とは?
「IAP」とは Intra Abdominal Pressure(腹腔内圧) の略。
人間のお腹の中には、内臓を収める「腹腔」という空間がありますが、その空間の圧力こそがIAPです。
わたしたちが普段意識せずに行っている呼吸は、胸で呼吸をする「胸式呼吸」か、お腹を膨らませたりへこませたりする「腹式呼吸」。
しかし、スタンフォード式の「IAP呼吸法」はこのどちらとも違います。
胸式・腹式との違いをざっくりまとめると、このようになります
| 呼吸法 | 特徴 | お腹の動き |
|---|---|---|
| 胸式呼吸 | 胸で浅く呼吸 | 動かない |
| 腹式呼吸 | 息を吐くとお腹をへこませる | へこむ |
| IAP呼吸法 | お腹の圧を保ちながら息を吸う・吐く | 固く保つ |

IAP呼吸法のポイント
IAP呼吸法では、息を吸うときも吐くときもお腹の中の圧力を高め、お腹まわりを固くしたまま呼吸を続けるのが特徴。
これによって体幹や脊柱が安定し、姿勢が整い、中枢神経との連携が良くなるため、体に無理な動きがなくなり、疲れやケガを防げるといいます。
腹式呼吸と混同されやすいのですが、IAP呼吸法では息を吐くときもお腹をへこませないのが大きな違いです。

実際にやってみた感想
詳しいやり方は本を読んでいただきたいのですが、正直、最初はなかなか難しいです。
お腹にグッと力を入れて膨らませた状態で呼吸をするのは、慣れないうちはしんどい。
ですが、続けているうちに横隔膜がしっかり動いている感覚がつかめてきます。
そして、思わぬ効果がありました。
IAP呼吸法をしたら…まさかのお通じが!
IAP呼吸法は続けてこそ価値があるものだと思いますが、わたしが驚いたのは便秘への即効性でした。
かなりの便秘体質で、1週間以上お通じがないことも珍しくないわたくし。
ですが、IAP呼吸法を試した翌日と翌々日にはなんとお通じが!
これには本当に驚きました。
横隔膜をしっかり動かすことで腸が刺激され、お腹がグルグルと音を立てるのを感じます。
疲労の予防策としてのIAP呼吸法ですが、便秘対策にもなるというのであれば、一石二鳥ですよね。

まとめ:未来の自分のために「疲れない体」を育てる
今回紹介したIAP呼吸法は、いつでも・どこでも・誰でもできて、疲れにくい体づくりをサポートしてくれる科学的な呼吸法です。
ただし、本書の中にも「知識なき実践は危険です」と明記されています。
気になった方は、ぜひ実際に『スタンフォード式疲れない体』を手に取ってみてください。
年齢を重ねても、元気で自分らしく過ごせるように。
今日から少しずつ、「疲れない体」を育てていきたいと思います。
