
旅行では観光地を巡るのもいいですが、何気なく歩く時間も面白いものです。
京都・西陣をぶらぶらと散策していたときのこと。
思わず足を止めてしまう、風情ある建物に出会いました。
気になってふらっと入ってみたのが、今回ご紹介する「織成舘」です。
「織成舘」とはどんなところ?
西陣の街並みを歩いていると、道沿いに佇む風情ある建物が目に留まります。
「織成舘」も、そんな散策の途中で出会った場所でした。

道を挟んだ、お向かいの景色もとても素敵。

京都らしい木造の平屋に、朱色のレトロなポスト。そして、鮮やかな黄色い実がたわわに実った柑橘の木。
まるでここだけ時代が止まったかのような雰囲気があります。
「織成舘」の正式名称は、「手織ミュージアム 織成舘」。
おしゃれなネーミングですが、観光用の施設ではありません。なんと、今も現役で稼働している工場なのです。
1907年に創業した織り屋・渡文(わたぶん)が、100年以上にわたり営んでおり、現在も西陣織の帯を織り続けています。
「織成舘」では、西陣織について説明を受けながら作品を間近で鑑賞し、職人さんの実演も拝見できる、少し珍しい施設となっています。
織成舘を見学してみる
渋い茶色の暖簾をくぐり、奥へと進むと「織成舘」の入り口があります。
一見すると「入っても大丈夫かな……」と少し緊張してしまう雰囲気ですが、安心して進んでください。
扉を開けた瞬間、広がる別世界。

思わず見上げてしまうほど天井が高い京町屋づくりの空間に、色鮮やかな着物が目に飛び込んできます。
古い建築物が好きなわたしのような人間は、この空間を見ているだけでも楽しくなってしまいます。
入り口を入ってすぐのところに受付があり、そこで入館料を支払います。
- 大人:1000円
- 高校生:700円
見学の流れとしては、西陣織や建物についての簡単な説明 →手織り工場で職人さんの実演と解説 →その後は自由見学、という形です。
工場内を除き、館内は写真撮影も自由。
わたしが伺ったときは他に見学者がいなかったので、ほぼ貸し切り状態でゆっくりと楽しませていただきました。

展示の様子
展示されている着物や帯は定期的に入れ替わるそうです。
訪れた際には、結婚式で使われた着物や、全国の絣でできた帯、西陣織の帯などが展示されていました。

贅沢に空間を使った展示で、ゆったりと鑑賞できます。

館内には機織り機もあり、ものづくりの現場をより身近に感じられました。
たくさん写真を撮った中から、とくに印象に残ったものを少しだけ。






2度と同じものを作れない、一期一会感がいいんですって!

織成舘の情報
住所:〒602-8482 京都府京都市上京区大黒町693
電話番号:075-431-0020
営業時間:10:00〜16:00
定休日:月曜日
織成舘の公式サイトを見る ▶ 織成舘

お値段はかかりますが、もし機会があればチャレンジしてみたいですね

まとめ
偶然通りがかって立ち寄った「織成舘」でしたが、思いがけず素晴らしい体験をさせていただきました。
とくに現役の作業場を見学し、職人さんから直接話を伺いながら、実際に着物や帯に触れられた時間はとても貴重で、印象深いものでした。
わたし自身は着物とはあまり縁のない生活をしていますが、こうした伝統産業はぜひ後世に残ってほしいと、改めて感じます。
有名な観光スポットではありませんが、日本の伝統に触れられる魅力的な場所。
「定番の観光には少し飽きた」
「京都の伝統を感じてみたい」
そんなときに、「織成舘」はおすすめです。

「これだけは覚えておいて」と津田さんがおっしゃっていましたが、比べると本当に違うんですよね


