
「中学生になったのに、うちの子が全然勉強しない…」
小学校から中学校に進むと、教科の内容が一気に難しくなり、ついていけなくなる子も少なくありません。親としては心配になりますよね。
「何かいい参考書はないかな」と思って書店に行ってみるものの、参考書の種類が多すぎてどれを選べばいいのか分からない…。そんな経験、ありませんか?
そこで今回は、実際に我が家でも使って「これはいい!」と感じた参考書『COMIC×STUDY(コミックスタディ)』シリーズをご紹介します。
これまでの参考書の概念を覆す、子どもが自分から手に取りたくなる、まさに“楽しく学べる”参考書なんです!
この記事のもくじ
『COMIC×STUDY』シリーズって何?
『COMIC×STUDY』シリーズは、参考書やドリルで有名な出版社の学研(Gakken)から発売されている参考書です。
累計発行部数200万部超を記録した『まんが攻略BON!』シリーズが大リニューアルされ、『COMIC×STUDY』シリーズとして生まれ変わりました。
コンセプトは「本気で面白いマンガ参考書」で、すべて新たに描き下ろされています。
中学1年生~中学3年生の国語、数学、英語、理科、社会に対応しています。
実際に使ってみた感想

せっかく参考書やドリルを買ったのに、まったく読まない、手をつけないなんてことはありませんか? 我が家はありまくりです。
これまで参考書やドリルを子どもに買い与えてきたのですが、使うのは最初の数ページだけで、そのあとはまったく…なんていうことは日常茶飯事。どれほどのお金をどぶに捨てたかと思うと、ため息が出ますね。
そんな参考書探しに迷走していた我が家が『COMIC×STUDY』シリーズに出会ったのは、上の子が中学生の途中から不登校になり、次第に勉強についていけなくなったとき。
勉強に苦手意識がある子どもでも手にとりやすいものはないかと探していたのですが、『COMIC×STUDY』シリーズの「本気で面白いマンガ参考書」というコンセプトに惹かれ、購入を決めました。
結果のところ、これまで参考書の墓場をつくってきた我が家の子どもたちですが、『COMIC×STUDY』シリーズは最後まで読むことができました!
昔だったらバカにされていたマンガですが、昨今では学習に効果があることが認められて、大人向けの書籍でも積極的に取り入れられていますよね。
いくら内容がいい参考書でも、読んでくれなければ意味がないですから、子ども向けの参考書をマンガで構成するというのは画期的なアイディアだと思います。
とくに子どもとマンガは親和性が高いので、マンガ形式であれば勉強を強く意識することなく取り組むことができるのがポイント。
上の子用に買ったのですが、当時小学生だった下の子も一緒になって読んでゲラゲラ笑っていたので、子どもにはウケがいいのは間違いなさそうです。

『COMIC×STUDY』シリーズは、知識ゼロでも読めて全体像を把握できる「マンガ」パートと、学習の要点をしっかり掲載した「まとめページ」で構成されているので、勉強が苦手な子どもたちでもスムーズに理解が進みます。

ふつうの参考書とは違い、マンガでストーリー仕立てになっているので印象にも残りやすいらしく、子ども同士で『COMIC×STUDY』の内容について話をするときでも、「ほら、あの場面のあそこでさ」という感じで話をしているので、覚えるのにも効果があるのを感じます。
紙面も2色刷りになっていて、絶対に覚えるべき箇所はカラーで強調してあるので、わかりやすくていいですよね。
我が家ではせっかく参考書を買っても、いつの間にか部屋の隅でほこりをかぶっているのが定番ですが、『COMIC×STUDY』シリーズだけはなぜか別格扱いです。
今では中学生になった下の子の勉強机横の本棚に収まっていて、本人の気が向いたときに読み返しているようです。

内容はわかりやすく、勉強の導入としていいと思います!
『COMIC×STUDY』シリーズのおすすめの使い方
勉強で大切なのは、予習と復習ですよね。
優秀な子であれば教科書を読みながら予習をすることができるのですが、勉強に苦手意識のある子だとそれが難しいケースもよくある話で、うちの子もその一人です。
そんなときに使うと便利なのが、『COMIC×STUDY』シリーズです。教科書とは違いマンガ形式なので、勉強が苦手な子でも読むことができるんです。
授業で新しい単元を習う前に『COMIC×STUDY』シリーズを読んでおくと、「あ、マンガで読んだことがある!」となり、自信をもって授業に臨むことができます。
もし余裕があれば、マンガを読んだ後にさらに教科書を読んでおくと、教科書の内容をスムーズに理解することができるでしょう。
また、予習だけではなく、復習にも『COMIC×STUDY』シリーズはおすすめです。
学校で習ったことをマンガで軽く復習しておくと、知識の定着率が違います。部活をやった後で時間も体力もないという子でも、マンガを読むくらいならできると思います。
ただ、『COMIC×STUDY』シリーズは教科書でいえば必要最低限のポイントを押さえるというレベルです。
『COMIC×STUDY』シリーズを読んだだけでは定期テストや高校入試対策としては不十分なので、マンガを読んで基本的なことを理解した後は、ほかのドリルや教科書を使ってトレーニングするのがよいでしょう。
『COMIC×STUDY』シリーズはどこで買える?
『COMIC×STUDY』シリーズは、一般書店の中学生向け書籍コーナーで買うことができますが、オンラインでも購入可能です。
国語
国語は、『COMIC×STUDY マンガでわかる中学国語 古典』のみで、中1~中3まで使えます。
有名な古典作品がマンガになっているので、苦手意識を持ちがちな古文もスイスイ理解できます。

数学
数学は、学年ごとに分けられていますが、登場するキャラクターたちは3学年通して同じです。
中学校では数式や代数などが出てきて、数学についていけなくなってしまう子も多いですが、これなら楽しく勉強できますね。

英語
英語は、『COMIC×STUDY マンガでわかる中学英語 中1~3』の1冊のみです。
中学校3年分の文法をまとめたお得セットですね。

理科
理科は2冊に分かれていて、『COMIC×STUDY マンガでわかる中学理科 生物・地学』と『COMIC×STUDY マンガでわかる中学理科 物理・化学』があります。

物理・化学のほうは絵の書き込み量が多いので、肝心の内容が若干見づらいかなという印象があります
社会
社会は5冊あります。
歴史の上巻・下巻、歴史年代暗記、地理、公民と分かれているので、必要に応じて買うのがおすすめです。

まとめ
これまで散々、子ども用の参考書にお金をつぎ込んできた我が家ですが、『COMIC×STUDY』シリーズは活用できたかなと納得できている数少ない参考書です。
もちろん、内容的にはもっと優れた参考書が世のなかに山ほどあるのはわかっているのですが、そこまで辿りつくのが難しい勉強が苦手なうちの子にはピッタリでした。
不登校で勉強に遅れがでてしまった上の子は『COMIC×STUDY』シリーズを読むことで勉強への苦手意識がだいぶ和らぎ、高校に入った今では自ら勉強するようにまで回復しました。
現在中学生の下の子も『COMIC×STUDY』シリーズを楽しみながら読んで、授業に役立てているようです。
ハイレベルな勉強を求めるお子さんには物足りないと思いますが、本当の基礎から学びたい、楽しく勉強に取り組みたいという人におすすめできる参考書だと感じます。
「勉強=つらい」になってしまっている子どもたちにとって、『COMIC×STUDY』は“楽しい”から始められる、貴重な一冊です。
もしお子さんが勉強に苦手意識を持っているなら、参考書の入り口をちょっと変えてあげるだけで、大きく変わるかもしれませんよ。
もし参考書選びで迷ったら、一度手にとってみてはいかがでしょうか?

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