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0円生活!簡単にできる自家製どくだみ茶の作り方

ハーブティや健康茶は健康志向の人に人気がありますが、買うと意外にお値段がしますよね。


実は健康茶と呼ばれるもののなかには、わざわざお金を出して買わなくても、庭や空き地に生えている植物で自分で簡単につくれるものもあります。


どくだみ茶はその代表。庭や空き地の厄介者として扱われがちなどくだみですが、丁寧に処理すれば立派なお茶になるのです。


今回の記事では、日本人の暮らしで古来から重宝されてきた、どくだみを使ったお茶の作り方を紹介します。

どくだみってどんな植物?

どくだみ(学名:Houttuynia cordata)は、日本をはじめとする東アジアに広く分布する多年草。日陰や湿った場所によく自生しており、独特な強い香りとハート型の葉が特徴です。


「毒を矯(た)める=毒を治す」という意味から「どくだみ」と呼ばれるようになったといわれていて、解毒作用や消炎作用を持つ薬草として古くから重宝されてきました。


どくだみは「十薬(じゅうやく)」という別名もあり、これは「十の薬効がある」とされることに由来するとか。


どくだみの効能
  • 利尿作用
  • 解毒・デトックス
  • 抗菌・抗炎症作用
  • 便秘改善
  • アトピーや吹き出物などの肌トラブル緩和
  • 冷え性改善


現代では嫌厭されがちなどくだみですが、お茶や外用薬、入浴剤などさまざまな形でわたし達の暮らしを支えてきてくれていたんですね。

たんぽぽ
香りは独特だけど、美容や健康が気になる女性にぴったりな植物なのね


どくだみを採るポイント

どくだみの採り方

どくだみを摘むのは、5月下旬〜6月中旬ごろが最もおすすめ。


この時期は、どくだみが花をつける直前から満開までのタイミングで、薬効成分がもっとも豊富になるといわれています。


せり
どくだみの花って、派手さはないですが、シンプルできれいだなぁって思います


採取するときの注意点

どくだみは空き地や道路の脇など、いろんな場所に生えていますが、採取する場合には注意点を守るようにしてくださいね。

  • 採取しても問題ない場所か確認をしましょう
  • 除草剤が使われている場所は避けましょう
  • 車通りが多い、排気ガスが気になる場所は避けましょう


どくだみ茶の作り方

どくだみを摘む

まずは、どくだみを摘んでいきましょう!虫食いや変色などが少ない、なるべくきれいなものを選んで採っていきます。


ハサミを使って刈り取る方法もありますが、我が家では草むしりも兼ねてますし、どくだみは繁殖力がすごくてまた生えてくるので、根こそぎどんどん採っています。

せり
我が家は春を過ぎると、どくだみだらけの庭になってしまうのですが、「お茶をつくっている」という気持ちだど、同じ草むしりでも楽しくできます


② どくだみを洗う

採ったどくだみは泥汚れや虫がついているので、水洗いをします。


洗った後は、キッチンペーパーや布巾などでしっかりと水分をとっておくのがポイント。乾燥がはやく進み、カビが生えるのを防げます。



写真では、そこそこの量のどくだみを採ったので、水分をとるのに新聞紙を使いました。


③ どくだみを束ねる

輪ゴムや麻紐などを使って、どくだみを束ねていきます。



どくだみは下に向けて干すので、どくだみの根元のほうを縛ります。乾燥が進むと茎が細くなってくるので、きつめに縛っておくのがおすすめです。


せり
数年前につくったとき、縛りかたが甘かったのか、束が緩んでしまい、せっかく干したどくだみが地面にバラバラに落ちるハメに…

泣けました




少量のお茶をつくるのであれば、茎から葉だけを採り、葉をザルにのせて乾かすのもいいですね。このときは、下の面が乾きづらいので、葉っぱをまめにひっくり返すのを忘れないようにしてくださいね。


④ どくだみを乾燥させる

風通しがよく、雨の当たらない場所で吊り下げて干します。一般的に直射日光が当たる場所ではなく、日陰が好ましいとされています。


ですが、実際のところ、日陰で乾かしていると、乾燥に時間がかかってカビが生えてしまったこともありますし、日向で干したからといって味が劇的に変わるということもないので( 成分的なものはわからないですが )、日向で乾燥させるのもありなんじゃないかというのがわたしの体感です。


空気の流れを少しでもよくするように、物干し竿を挟むようにして干しています。


乾燥の目安は、葉っぱがカラカラになるくらいまで。天候によって日数などは変わりますが、しっかりと水分がなくなるまで干しましょう。


手間はかかりますが、夜間は家のなかに取り込んでおくと、湿気づらいので安心です。

⑤ どくだみを保存する

どくだみの葉がしっかりと乾燥したら枝から外し、切り刻んでから保存容器に入れて保管しましょう。乾燥させたとはいえカビが生えやすいので、乾燥剤も一緒に入れておくと安心です。


きちんと乾燥していれば、1年間ほど保存が可能です。


どくだみ茶の飲み方

どくだみ茶の飲み方には、

① 煮出す

② 急須で入れる

の2種類があります。

① 煮出す

どくだみの成分をあますことなく利用したいというなら、煮出すのがおすすめ。


土瓶、ホーロー製もしくはガラス製のやかんや鍋を使って、どくだみをしっかりと煮る方法です。


金属製のやかんや鍋を使うと、どくだみに含まれるタンニンと呼ばれる成分が反応してしまうので、使わないようにしましょう。


どくだみ10gを水500mlで20~30分、弱火で煮込んだものが1日分の目安となります。


② 急須で入れる

「煮出すのは大変!」という場合は、こちらの急須で入れる方法がおすすめ。


急須に大さじ1杯ほどのどくだみを入れ、熱湯を注いで5分ほど蒸らせばできあがりです。


薬効は少ないかもしれませんが、煮出すのと比べると風味がマイルドですし、手軽に飲めるのがいいですね。

せり
わたしは急須で入れる派です

思い立ったとき、すぐに飲めるのが嬉しいです


まとめ

どくだみ茶は手軽につくれて、美容や健康にもよいとされる万能茶です。


草むしりも兼ねてつくれば、一石二鳥で楽しむことができます。


お金もかからないので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。



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