
アラフィフの足音も聞こえはじめた今日この頃、お金についてよく考えています。
元々心配性なうえ、若いころにお金で苦労した経験があるため、無尽蔵にお金を貯めたくなってしまうわたくし。
夫も基本的にはお金のかかるようなことにあまり興味がない人間なので、粛々と貯金に励んできました。
でもここ最近、「このまま貯金だけの人生でいいんだろうか?」という気持ちと、「老後が不安だからまだまだお金を貯めないと」という気持ちの板挟み状態なのです。
太田式投資法とは?
そんな気持ちについては『【40代からのシンプルライフ考】節約を越えたお金の使い方を考える』という記事でお話ししました。
この記事の中で紹介したのが、YouTubeチャンネル“ 投資の王道 ”を運営している太田さんが考案した、太田式投資法です。
太田式投資法についてはYouTubeを見ていただくの一番いいのですが、ざっくりと説明すると、新NISA枠で老後用資金と今使うための浪費用資金の両方を運用するというものです。
ポイントなのは、
- 老後用資金はオルカン
- 浪費用資金はS&P500
と、老後用と浪費用で購入する投資信託を分けること。
老後用はオルカン、浪費用はS&P500と投資信託の銘柄を2つに分けることで、混同することなく運用できるのです。
どちらもメジャーな投資信託なのですが、老後用と浪費用で購入する銘柄を変えるというのはおもしろい発想じゃありませんか?
この老後用のオルカンは老後になるまで何があっても売らないのですが、一方の浪費用のS&P500は買ったその直後から定率取り崩しをしていきます。
ちなみに太田さんの推奨では、S&P500の取り崩し率は0.3~1%/月です。

資産運用しながら「ごほうび用のお金」をつくる
この太田式投資法を利用して、自分のための浪費用おこづかいを生み出せないかを考えてみました。
浪費用というよりは、「ごほうび用」というほうがしっくりする感じでしょうか。
普段はケチってしまうわたしでも、自分を喜ばせるために遠慮することなく、気持ちよく使えるお金というイメージです。
このごほうびのお金という考えの参考になったのが、おづまりこさんが書いたコミックエッセイ『わたしの1ヶ月1000円ごほうび』です。
ちょっとお高めのはちみつや果物、カフェにチャレンジしてみたり、自分のケアをするためのグッズを買ったり。
この本を読むと、「1000円でこんなにもいろいろできるんだ」と目から鱗です。
「今月は何に使おうかな?」と悩むこと自体がとても楽しそう。
わたし自身はおこづかいをもらっているので、本当はそのなかで同じようなことをやればいいのですが、ついケチってお金を使えないのです。
なので、「ごほうび用のお金」を太田式投資法で生み出せば、( あくまで理論上ですが… )使ってもお金は減らないという安心感があって、遠慮なく使えそうな気がするんですよね。

S&P500を購入してみた!
というわけで、銀行口座のお金をかき集めて、「ごほうび用のお金」を生み出すためのS&P500を50万円分を証券口座で購入してみました!
わたしの目論見では、毎月0.3%で取り崩せば、1500円くらいになるはず。
もちろん投資信託は金額の上げ下げがあるので、毎月1500円が安定して入ってくるわけではないのですが、金額の変動自体も楽しみの一つと考えればそれもよし。
「今月はお金が少なめだから、ご近所のあのお店で買い物しよう」
「今月は予定よりもお金が多いから、普段は行けないあのお店に行ってみよう!」
と、金額に合わせてごほうびを考える楽しみもありそうです。

手動だと計算に悩むので、早くお願いしたいものです

まとめ
40代って、子どもの教育費や家のローンの心配を抱えつつ、老後の準備もしなければいけない難しい年代ですよね。
ついつい自分のためのお金って疎かにしがちだと思います。
でも、「いつかやろうはバカ野郎」という言葉があるくらい、今という時間も大切だと思うんです。
だから、わたしは将来の不安も解消しながら今も楽しめる太田式投資法に取り組みはじめました。
スゴイのは、まだS&P500を買ったばかりなのに、「取り崩したお金を使って来月は何をしようかな?」とすでに気持ちに変化が起こっていること!
アリのようにただお金を貯め込むだけの人生にならないよう、でもキリギリスにもならないよう、バランスをとりながら、人生を楽しむためのチャレンジをこれからもしていきたいです。
