
旅行先のスーパーでふと見つけた、見慣れないインスタント麺。
「これ、日清の新商品?」と目を引いたのは、黄色いパッケージに赤い文字がインパクト抜群な「MÌ CAY NISSIN」。日本でもおなじみの“出前坊や”が、いつもよりずいぶん辛そうな顔をしているのも気になるところ。
今回、ベトナム・ホーチミンのスーパーで見つけた「MÌ XÀO GÀ CAY PHÔ MAI(スパイシーチキンチーズ味)」を実際に購入&実食してみました!
見た目のインパクト、気になる味や辛さ、調理のポイントまで、現地の空気を感じながらレビューしていきます。
この記事のもくじ
日清「MÌ CAY NISSIN」はどんな商品?
さて、前回のホーチミン旅行で、スーパーで発見したのが、「MÌ CAY NISSIN Mì Xào Gà Cay Phô Mai 」。黄色い袋に、赤色の文字が映えるインパクトのあるパッケージに惹かれ、買ってみました。
インスタント麺の元祖として有名な日清食品ですが、日本国内だけではなく、世界中にシェアが広がっています。
アジア地域では、タイ、フィリピン、インドネシア、マレーシア、シンガポール、ベトナム、インドで事業展開しています。
わたしがベトナムの人に聞いたところによると、日本の会社の製品は安全性が高いと評判で、ベトナムでは好まれているとのこと。
ベトナム日清のホームページによると、2025年6月現在、「MÌ CAY NISSIN」シリーズは全6種類の商品があり、ラインナップは
- Mì Xào Thái Tom Yum(ミーサオ タイトムヤム味)
- Mì Xào Gà Cay Phô Mai(ミーサオ スパイシーチキンチーズ味)
- Mì Xào Bít Tết Phô Mai Cay(ミーサオ スパイシーチーズステーキ味)
- Mì Xào Gà Cay Hàn Quốc(ミーサオ 韓国風スパイシーチキン味)
- Mì Xào Gà Cay Trứng Muối(ミーサオ スパイシー塩エッグチキン味)
- Mì Súp Cay Hàn Quốc(ミーサオ 韓国風辛いスープ味)
となっています。 ( )内の説明は、googleを使って翻訳したのでちょっとおかしな日本語になっていますが、イメージはしていただけるかと。
ちなみに、ミーサオとはベトナム版のやきそばのことで、ミーmìは小麦を使った中華風麺、ザオxàoは炒めるという意味です。

日清「MÌ CAY NISSIN Mì Xào Gà Cay Phô Mai 」を実食
こちらが「MÌ CAY NISSIN Mì Xào Gà Cay Phô Mai 」です。

激という漢字のインパクトがすごいですが、ベトナムの方は意味がわかるのでしょうか…。「出前一丁」でおなじみのキャラクー・出前坊やの顔の赤さと汗がすごいです。
とりあえず、辛いのだけはわかったので、裏面を見ていきましょう。

パッケージの裏面に書かれた作り方によると、
- ①お湯を400ml沸かし、麺を5分ゆでる
- ②スプーン1杯分のお湯を残し、残りのお湯は捨てる
- ③粉末調味料を加え、よく混ぜて、器に盛る
とのことなので、早速、調理開始です。初見なので、レシピ通りに作っていきます。
作り方
①お湯を400ml沸かし、麺を5分ゆでる
お湯が沸騰するのを待っているあいだに、麺の様子でも観察してみるとします。

封を開けた瞬間、ふわっと独特な香りが…。スナック菓子のにおいに似ている気もするけれど、なんだか独特です。日清が作っていても、そこはベトナムテイストなんですね。
麺の見た目は、日本でよく見かけるようなインスタント比べると、だいぶ太めです。麺の横に2つの小袋が入っています。
袋から出してみると、このような感じです。銀色と金色の小袋が入っていました。

さて、そうこうしているあいだにお湯が沸いたようなので、麺をゆでていきましょう。鍋に麺を投入です。

麺にゆでむらがないようにほぐしていきます。

②スプーン1杯分のお湯を残し、残りのお湯は捨てる
5分経ったので、第2工程に進みます。
レシピでは、サクッと‟ スプーン1杯分のお湯を残す ”と書いてあるのですが、どうやったらそんな器用なことができるのか。
レシピに添えてあるイラストを見様見真似して、鍋に蓋をして少しずらし、その隙間からお湯を捨てる作戦でいってみます。
‟ スプーン1杯分のお湯を残す ”との指示なので、激しい湯切りはしないでおきます。
③粉末調味料を加え、よく混ぜて、器に盛る
ゆであがった麺を丼に入れ、粉末調味料を加えていきます。
まずは、銀色の小袋から入れてみると、赤い粉末が出てきました。どうやら辛み成分が入っている調味料のようですね。

お次は、金色の小袋を入れてみます。こちらはクリーム色のパウダーで、どうやらチーズのようですね。

最後の指示のとおり、よく混ぜます。

う~ん、見た目はかなり微妙。写真映えなんていうのは一切ありません。
味の感想
見た目はともかくとして食べてみましょう。では、いただきます。
うん、これはあり! 見た目はなんですが、これはいけます。パッと口に入れた瞬間にチーズの香りが口に広がり、あとからじわじわと辛みが追いかけてきます。
日本のインスタント麺と比べると太めなのでちょっともっちり感もありつつの、表面がツルツルとなめらかな感じなので、つるっといけます。
丼の底を見てみるとちょっと汁気があったので、‟ スプーン1杯分のお湯を残す ”にとらわれず、もう少し思い切って湯切りをしてもよかったかもしれないですが、それでも旨し。
辛いものとチーズが好きな人ならば、ハマってしまう味付けではないでしょうか。
ちなみに辛さがどのくらいかというと、パッケージの出前坊やのあの顔はダテではないなという辛さ。
わたしは辛いものはわりと得意で、家族が「辛い、辛い」と騒いでいるなか涼しい顔をして食事をするのが普通なのですが、この「MÌ CAY NISSIN Mì Xào Gà Cay Phô Mai 」はそんなわたしでもちょっと顔がほてるのを感じるくらいの辛さがあります。
なので、辛いのが苦手な方だと食べるのはきついかもしれませんね。
ベトナムは麺料理を食べるときに、ライムやチリソースを加えて自分流にアレンジしたり、途中で味変したりするのが一般的なのですが、「MÌ CAY NISSIN Mì Xào Gà Cay Phô Mai 」も途中でライムを加えたらちょっとサッパリしてまた違うお味が楽しめそうです。
ただ、わが家にはライムのような素敵なものはないので、味変でブラックペッパーをかけてみたのですが、これはこれでかなりおいしい。ベトナムというよりは韓国感が増したような気もしますが、アレンジとしてブラックペッパーはアリだと思います。

後日にアレンジしてみた追加食レポ
後日、もう1袋あった「MÌ CAY NISSIN Mì Xào Gà Cay Phô Mai」を食べてみました。
前回の反省を生かし、スプーン1杯のお湯を残すことは意識せず、ラーメンのようにザルで湯切り。
そして、具なしだとあまりにもジャンキー感がすごいので、今回は冷蔵庫にたまたまあったレタスをちぎって加えてみることにしました。
出来上がったのが、こちら。

レタスが入った分、見た目的においしそうに見えますよね?
肝心の味はどうかといいますと、一言でいえば、ビールが飲みたくなる味! ザルで湯切りをして前回よりも水分が少なくなったので、チーズの風味と塩気がより強くなり、ビールに合わせたい味に仕上がっています。
思い付きで入れたレタスは、食感がアクセントになっていい感じの働きをしてくれましたし、なによりも見た目の雰囲気が変わったので、これは正解でしたね。
まとめ
「MÌ CAY NISSIN Mì Xào Gà Cay Phô Mai」は、チーズのコクと後を引く辛さがクセになる、辛いもの&チーズ好きにはたまらない一杯です。
見た目のインパクトに反して、味のバランスがしっかりしており、ちょっとした冒険心をくすぐられる味わいでした。
ベトナム旅行の際には、ぜひスーパーなどでチェックしてみてください。話のタネにもなりますし、お土産としてもユニークでおすすめです。
辛いものが得意な方なら、きっと楽しめる一品ですよ。