
日本人の食卓に欠かせないおみそ汁。
旅館で食べるだしがきいたおみそ汁って、本当においしいですよね。
あんな風にしっかりとだしをとって作ればおいしいのはわかってるけど、忙しい毎日にそんなことできない。
こんな風に思っていませんか?
でも実は、手軽でおいしく、しかも健康的なだしがきいたおみそ汁を作る方法があるんです!
この方法を使えば、市販のだしの素とはおさらばできますよ。
では早速、作り方を紹介しますね。
材料
材料は、3つです。
- かつお節
- 煮干し
- 昆布
え~、普通にだしをとる材料ばっかり。面倒くさそ~。
そんな声が聞こえてきそうですが、もうちょっと我慢してお付き合いくださいね。
本当に簡単ですから。
作り方
- 鍋に水を入れる
- かつお節を入れる
- 煮干しを入れる
- 昆布をキッチンバサミで細切りしながら入れる
- 好きな具材を入れて、煮る
- みそを溶かし入れる
かつお節はパックから出して、そのまま水が入った鍋にIN。
煮干しも袋から出して同じく鍋にIN。
昆布は袋から必要な長さを出して、キッチンバサミで1~2㎜幅に切りながら、そのまま鍋に入れてしまいます。
鍋の上で作業すると楽ちんです。
この工程で面倒なものがあるとすれば、昆布切りくらいでしょうか。
それでも、2分もかからずにできてしまいます。
かつお節、煮干し、昆布を入れてから、すぐに他の具材を入れ煮はじめてOKです。
だしをとるための待ち時間はなくても全然問題ありません!
さらにここがポイントです。
だし用のかつお節たちは取り除かず、具材の一つとしておいしくいただきます。
ですから、だしをとるための材料を濾すという面倒な作業は一切しません。
どうです?簡単でしょ?
参考までに我が家での分量を載せておきますね。
4人家族で朝晩の2回分、つまり8人分です。
- 水 1200ml
- かつお節 3g(一つまみ)
- 煮干し 5匹
- 昆布 2㎝
分量を載せてみましたが、毎日はかっているわけではありません。
その日の気分でテキト~にやってます。
でも、このスタンスだからこそ、だしの素を使わずにおみそ汁を作り続けていられるのかなと思っています。
ちなみに、煮干しは季節により大きさが変わるので、サイズに合わせて匹数を調整しています。
煮干しが大きいときは3匹、小さいときは6~7匹入れています。
実際に、入れた様子はこちら。
大きめの煮干しだったので、3匹にしました。

「かつお風味濃いめが好き」、「昆布の旨味が強いほうが好き」、「煮干し、苦手…」など、家庭ごとに好みがあると思います。
ぜひ自分のおうちの好みに合う分量を探してみてくださいね。

よくある疑問
下処理しなくて平気?
煮干しの頭やはらわたは取らなくても、な~んにも問題ありません。
小学校の家庭科で習ったときは、ご丁寧に頭とはらわたをとって、ほとんど何も残っていないような煮干しの姿でだしをとる練習をしました。
「生臭さがあるから」、「苦みがあるから」という理由だった気がします。
でも、今の煮干しはとっても美味しくて、そのままムシャムシャと食べられるくらいです。
煮干しづくりの技術や保管技術が進んだおかげですかね。
頭やはらわたをとってしまうなんて、むしろ大切な栄養を捨ててしまいもったいないと思うので、一切やりません。
骨や頭の部分がやや硬いので子供たちは苦手なようですが、大人には旨みがしっかりとあるおいしい具材です。

待ち時間はなくて大丈夫?
時間があるときは、3つの神アイテム(かつお節、煮干し、昆布)を入れてから、しばらく置いておくこともあります。
でも、正直なところ、待っても待たなくても味に違いを感じません。
なので、忙しい人は気にせず、ちゃちゃっと具材を煮てしまっていいと思います。
だしの材料は3種類ないとダメ?
できれば、かつお節、煮干し、昆布の3つは全部あったほうがおいしいです。
ですが、我が家でも「あ~、煮干し切らしちゃった」とか「昆布切るの、だるいわ」というときは2種類になるときもあります。
さらにいえば、どれか1種類でも作れないことはありません。
この場合には、3種類入れているときよりもだし素材の量を増やしてください。
わたしたちは強い旨味に慣れすぎているので、1種類だと物足りなさを感じるかもしれませんが、野菜から出る旨味と合わせれば、本来はこれで十分なんですよね。
干ししいたけも抜群にだしが出るのですが、お値段がそれなにするので毎日のおみそ汁には使わず、豚汁を作るときには使うようにしています。
まとめ
「だしをとって濾して、だしの具材は佃煮にして」みたいな丁寧な暮らしに憧れはあるけれど、お料理が特段好きでもないわたしには続けられませんでした。
でも、多少は健康にも気をつけたいし、おいしいおみそ汁を食べたい。
そんな欲張りなわたしが生み出した、究極のずぼら式みそ汁のだしの取り方です。
我が家ではこの作り方で10年以上もおみそ汁を作っています。
そのおかげか、子供たちは素材の味がわかる子に育っているなぁという感じがします。
同じように毎日のおみそ汁作りに悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
