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ベトナムの伝統が息づく、Nang Ceramicsのソンベ焼き

ベトナム・ホーチミンのお土産として、オシャレな人の間で話題になっているのが、ソンベ焼き。


ソンベ焼きは伝統的なベトナムの食器で、素朴な感じが魅力です。


ヴィンテージのソンベ焼きはとくに人気で、お値段が張るものも少なくありません。


ソンベ焼きには興味があるけれど、でもそこまで値段が高いものはちょっと…という方におすすめなのが、『Nang Ceramics』のソンベ焼きです。


ヴィンテージではありませんが、古くからあるソンベ焼きのよさがしっかりと受け継がれています。


今回の記事では、ソンベ焼きの魅力とNang Ceramicsを紹介します。

ソンベ焼きとは?

ソンベ焼きとは、ベトナム南部の都市ホーチミン市近郊の旧Sông Bé省で古くからつくられてきたベトナム伝統の陶器のことです。


近年のものはライティウ焼きとも呼ばれています。


時代とともに窯元が閉鎖していき、今ではほとんどの窯元がなくなり、「幻の民芸品」と呼ばれるようになってしまいました。


ところが、近年、ソンベ焼きのよさが再評価され、現代風にアレンジされたニューソンベ焼きも登場し、オシャレな人の間で話題となっています。

ソンベ焼きの魅力

一つ一つ手作り

ソンベ焼きは、一つ一つ職人さんによる手作業によってつくられています。


だから、機械生産とは違い、少しゆがみがあったりもしますが、そこがまた素朴さを生み出しているのが特徴です。


柄一つをとっても、色から形までまったく同じものは2つとありません。


それぞれの器が唯一無二の特別な品なのです。

融合したデザイン

ソンベ焼きの歴史は古く、中国の福建省から陶器の技術が伝来したのが始まりとされています。


さらに、ベトナムがフランスにより統治されたことにより、ソンベ焼きは西洋文化の影響も受けました。


そのためソンベ焼きは、中華風のデザインから色鮮やかな花柄など、東洋と西洋の文化が融合した独特のデザインとなっており、日常に使う生活用品でありながらその美しさから多くの人を魅了しています。

たんぽぽ
今は、モダンなソンベ焼きもあったりして、どれにしようか迷っちゃうわね!


Nang Ceramicsの紹介

伝統的なソンベ焼きをベースに、現代風にアレンジしたことで、若者のあいだでも注目されています。

Nang Ceramicsの場所

2025年2月現在、Nang Ceramicsは独自の店舗を持たず、『Xào Xạc cafe & plants』というカフェの1階に併設されています。


3区なので、一般的な観光地の1区からはやや距離がありますが、Grabやバスを利用すればそこまで時間はかかりません。


お店の場所はちょっとわかりづらいですが、大通りのNguyễn Đình Chiểuから細い路地を入った先にあります。


初めて行くと、「ここで大丈夫かな?」という感じですが、心配せずに路地を入ってください。


Nang Ceramicsの営業時間

月曜日が定休日です。


それ以外の日は営業していますが、営業時間に関しては注意が必要かもしれません。


Facebookでは10~19時となっていますが、Googleマップでは9~18時となっています。


「せっかく行ったのにやってなかった!」という事態を避けるには、開店・閉店間際には行かないほうがよさそうです。


わたしが行ったのは10時半前でしたが、そのときは問題なく営業していました。


イレギュラーな休みなどもあるようなので、行く前には必ずFacebookで営業日・営業時間を確認してから行くのがおすすめです。


Nang CeramicsのFacebookを確認する▶Nang Ceramics

わたしが買った食器


小皿を買うのを目的に出かけたのですが、あまりにもひな菊柄の中皿が可愛くてつい買ってしまいました。


よく見るとお皿に凸凹したところがあるんですが、それはお皿を積み重ねて焼いたときにできるものだそうで、こんなところが素朴でいいですよね。


Nang Ceramicsの店内写真を撮ってこなかったことが大変悔やまれるんですが、GoogleマップのXào Xạc cafe & plantsを見ると、Nang Ceramicsの写真も挙げてくださっている方がいるのでそちらを参考にしていただければと思います。


中華風、鶏、トンボ、魚、花といろいろなバリエーションがありますが、どれも一点ものなので、どのような商品があるかは実際に店舗に行ってみないとわかりません。


実は、お店に行く前からFacebookで見て狙っていたひな菊柄の食器があったんですが、行った際には残念ながらありませんでした…。


また、わたしが選んだのはブルーベースの食器ばかりですが、ほかにもクリーム系やピンク系の食器もたくさんあります。


カフェの1階スペースに間借りしているという感じなので、正直そこまでスペースはないのですが、テーブルの上だけではなく、床の上にも積んであるので広さのわりには商品数はあります。


あ~でもない、こ~でもないとじっくりと吟味していると、あっという間に時間が経ってしまいます。



わたしの場合は、気がつけば5枚のお皿を選ぶのに1時間もかかってしまいました。


その間、スタッフの人はいい意味でほっといてくれたので、気兼ねなく選ぶことができました。


ちなみに、お店のスタッフの人は英語が通じますので、何かわからないことがあれば質問してみるといいと思います。


また、梱包はそこまできっちりという感じではなく、軽く紙に包むという程度なので、もしソンベ焼きを買うと予めわかっているのであれば、日本から梱包材(プチプチ)を持っていくほうが安心です。



参考までに、2024年に購入したときのお皿の価格を載せておきます。各1枚当たりの価格です。

  • 中皿 125,000ドン(当時のレートで約750円)
  • 小皿 60,000ドン(当時のレートで約360円)


せり
丁寧に食器を見ていくと案外と時間がかかるので、時間には余裕をもって出かけるのがおすすめです


まとめ

ソンベ焼きが欲しい、でも高いお金を出してヴィンテージを買うのはちょっと…という人にぴったりなソンベ焼きのお店Nang Ceramicsを紹介しました。


Nang Ceramicsの食器は家族にも評判で、果物を盛り付けてもお菓子を載せても美しく、使うたびに惚れ惚れしてしまいます。


あまりモノを増やさないように心がけてはいるんですが、毎日のようにソンベ焼きを使うことでホーチミン旅行を思い出すことができているので、買ってよかったなと思っています。


こちらのお店が入っているXào Xạc cafe & plantsもとっても居心地のいいカフェなので、ぜひゆっくりと時間をとって、カフェタイムと食器選びを楽しみに行くのをおすすめします!



また、ホーチミンにはソンベ焼きのほかにもおすすめのお土産がたくさんあります。


ホーチミンでリピートして買ったわたしのお気に入りお土産』という記事で紹介しているので、よかったらこちらもご覧くださいね。

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