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【40代からのシンプルライフ考】変わっていく自分に、ちょうどいい暮らし方


若いころに選んだお気に入りのモノたち。


それは、自分らしさや暮らしの理想が少しずつ見えてきた証のようで、大切に使い続けてきました。


でも、好みが変わったわけではないのに、「あれ、ちょっと重いかも?」──そんな風に感じる瞬間が、最近ふと訪れるようになってきました。


好きな気持ちはそのままでも、年齢とともに変わっていく身体や日々の暮らし。


そのズレに気づいたとき、自分に本当に必要なものって何だろう?と改めて考えるようになりました。

好みは変わらなくても、肉体が変わる

20代、30代のころに気に入って手に入れたものが、趣味嗜好が変わっていなくても、年齢を重ねると生活に合わなくなってくるのをわたしは感じつつあります。


たとえば、10年使っている薗部産業の「めいぼく椀」。素朴でやさしい木の風合いが気に入っていて、お味噌汁にはもちろん、お鍋やシチュー、ヨーグルトにと和洋中問わず、毎日使っています。


デザインも雰囲気も、天然木を日本の職人さんが作っているところも、使い続けて10年経った今でも変わらず好きで、これからも使っていきたい。


ところが、わたしが使っているブナのお椀、30代のときはなんともなかったのに、40代半ばの最近は、「ちょっと重いかも?」とふとした瞬間に感じるようになってきてしまったのです。


自分の趣味や生活スタイルがハッキリしてから買ったものなので、「以前は好きだったけど、今は好みじゃない」という訳ではないんですが、肉体が徐々についていかなくなってしまっているのが現実。


たとえ好きであっても、年齢とともに合わなくなってしまうこともあると肌身で感じています。

せり
お椀については、今のブナのお椀がダメになってしまったら、次はもっと重さの軽いクルミかクリにしようかな…と今から妄想中です


年齢とともに少なく、小さく、軽く

肉体的なピークを越えた今、日々日々変わっていく自分の体や心とうまく付き合うには、自分が抱えるものは、少しずつ“少なく、小さく、軽く”へシフトするのが大切なのではないでしょうか。


若いころと比べると、物にお金をかけられるような経済的余裕も少し出てきて、ハイスペックで大きなサイズの商品を選びたくなってしまうけれど、そこは我慢。


あえてコンパクトな自分が手に負えるサイズにしておくほうが、数年後、数十年後の自分が楽に生きられるはずです。


今は亡き祖母を思い返すと、一人暮らしにもかかわらず、天井にも届くようなサイズの大きな食器棚には、所狭しと食器が詰め込まれていました。


でも、実際に使っていたのは自分の手が届くところにある数枚のお皿やコップくらい。


結局、わたし達が本当に必要なモノなんて、それくらいなんですよね。


年齢を重ねてもどんどん増やしても構わないのは、知識と知恵くらい。カタチとして存在するモノは“少なく、小さく、軽く”するほうが身軽に生きられる気がします。

まとめ

好きなものを大切にしながらも、少しずつ変わっていく自分の身体や暮らしに、やさしく歩調を合わせていく。


それは、何かを手放すことではなく、これからをもっと心地よく生きるための選択なのかもしれません。


そうやって、年齢とともに変わっていく自分を、やさしく受け入れながら、“これから”も心地よく生きていけたら──そんな願いを込めて、今の暮らしを少しずつ整えていきたいと思っています。



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