※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

リサイクルショップ愛好家が教える魅力と使い方のコツ

節約するにはお金を使わないのが一番ですが、どうしてもモノを買わざるをえないときってありますよね。


そんなときに強い味方になるのが、リサイクルショップです。


「え~、人が使ったものってイヤ」

「中古品って、なんだか汚そう」


そんな声が聞こえてきそうですが、ちょっと待ってください。


もし、あなたがこんな考えでリサイクルショップを活用していないならもったいないですよ!


というわけで、今回の記事はリサイクルショップ活用歴15年以上のわたしが、その魅力と利用するときの注意点について語ってみたいと思います。

現代のリサイクルショップは汚くない

リサイクルショップと聞くと、汚い、古いとマイナスのイメージを持つ人はまだまだ多いと思いますが、実はこれは勘違い。


現代のリサイクルショップは買取のときにきちんと検品されているので、極端に汚れたり、壊れたりしているような状態の悪いものはありません。


仮に多少の汚れがあったとしても、きちんとしたお店であれば“汚れあり”、“傷あり”と明記されています。


実際、わたしがリサイクルショップに売りに行ったとき、買い取ってもらえなかった経験があります。


買取をお願いしたのは祖母の遺品の着物だったのですが、ほとんど袖を通していないにもかかわらず、引き取ってもらえないものが多数…。


こんなにも買い取ってもらえないんだと、正直ビックリしましたね。


このように買取審査は結構シビアなので、売る側としては残念ですが、買う側としては安心して利用することができます。


たんぽぽ
祖母の遺品については、別記事『【40代からのシンプルライフ考】遺品整理が教えてくれた「遺されたモノの価値」』があるので、読んでもらえるとうれしいわ



ヒトが使ったものは汚いのか?

日本人って新品志向が強いですよね?


日用品はもちろん、自動車、住宅に至るまで「新品じゃないとイヤ」という人が多い気がします。


神社仏閣をはじめとした伝統的な建築物は定期的に新しく造りかえられ、それに神性を見出していたことの名残なのかも…なんて勝手に想像したりしますが、とにかく日本人の新品好きは筋金入りです。


それに対し、ヨーロッパではモノを大事にする風習があり、おばあちゃんの代から使っている家具を孫が当たり前に使ったりするそうですし、蚤の市と呼ばれるアンティークマーケットも盛んです。


日本でも、アンティークやヴィンテージは人気があります。


リサイクルも含め、人が使った古いものという点では同じなのに、アンティークやヴィンテージとなると急に値段も高くなり、ありがたがる人が増えます。


もちろん、ヴィンテージと呼ばれるからには希少価値が高く、保存状態もいいものが評価の対象には違いないのですが、でもいずれにしても中古であることには変わらないのです。


それが、リサイクルショップとなると急に「汚い」「人が使っているのは嫌だ」となるのはおかしな話。


希少性やモノの古さが違うだけで、突き詰めれば一緒なんですから。

リサイクルショップの魅力

では、ここで愛用歴15年を越えるわたしが考える、リサイクルショップの魅力についてお話していきたいと思います。


わたしが思う魅力は、この4つです。

  • 安い値段で買える
  • いろんなブランド勢ぞろい
  • 掘り出し物を探すのが面白い
  • “良いもの”がある



それぞれ詳しくお話していきますね。

魅力① 安い値段で買える

まず、リサイクルショップの魅力として一番に挙がるのは、なんといっても“価格”の点でしょう。


リサイクルショップでは洋服、バッグ、家電、家具、食器、おもちゃ…など、さまざまなものを取り扱っていますが、よほど希少性の高いものでなければ、お値段はかなりお安めです。


洋服なんかだと、元々の値段の1/5~1/10も珍しくありません。なかには一回も袖を通していない、タグがついたままの新古品なんかもあります。


“新品ではない”という点に目をつぶれば、かなり経済的にモノを入手できるのです。


せり
最近は節約系YouTuberも中古品を推してますね


魅力② いろんなブランド勢ぞろい

リサイクルショップがおもしろいのは、その雑多性。とにかくいろんな商品が一堂に会するのがその魅力です。


なんといっても、それが一番わかるのは洋服でしょうか。


シンプル系、清楚系、ギャル系、レトロ系などなど、とにかくいろんんあジャンルやブランドがごった返しているのです。


洋服を買うとき、特定のブランドのお店に行くのが一般的ですよね。そうすると販売されている洋服のテイストはだいたい統一感があるものです。


それと比べるとリサイクルショップは、長袖シャツ、半そでシャツ、スカート、パンツとアイテムごとに商品が並びはしますが、テイストがバラバラなんです。


一見すると不便そうですが、でもこれが案外おもしろいんです!


通常であれば覗かないようなお店の商品があったりすると、

「へぇ~、こんな服もあるのね」

「わぁ~、この服、どうやって着るんだろう?」

と興味津々。洋服を見ているだけで、社会勉強になるものです。


自分の興味の範囲だけでは触れ合わないようなモノと出会えるのもリサイクルショップの魅力といえますね。


たんぽぽ
ひとつのお店にこれだけバラエティ豊かにモノがあるのって、リサイクルショップならではよね


魅力③ 掘り出し物を探すのが面白い

先ほどと若干かぶるような気もしますが、とにかくリサイクルショップはいろんなモノがたくさんあるところがポイント。


その山のような商品のなかから、自分が必要なモノを探すというのはまさに宝探し感があるのです。


わたしの愛読漫画『こづかい万歳』でも、家族総出でリサイクルショップを楽しみに行くシーンが描かれています。


漫画のなかでは“「狩り」に行く”という表現がされていますが、まさに言いえて妙。自分が狙った商品をGETしにいくのは、狩りといってもいいかもしれませんね。


しかも、ふつうのお店と違うのは、必ずしも目的のモノがあるとは限らないところ。


「やった! 掘り出し物があったぞ!」

「あ~、今回はいいのがなかったかぁ」

というちょっとした賭博感もまた、リサイクルショップの楽しさのうちかもしれません。



はこべ
リサイクルショップには何でもあるから、じっくり見ているとあっという間に時間が過ぎるのだ


魅力④ “良いもの”がある

世はくしくも断捨離ブーム。国民総出で捨て活に勤しむ時代です。


そのおかげなのか、リサイクルショップ巡りをしていると、ひと昔、ふた昔前のモノに出会うことがあります。


その中には、今ではちょっと貴重になった“良いもの”も…。


たとえば、木製の器や鉄瓶なんかは10年以上前にリサイクルショップ巡りをして買い求め、今でも日用品として愛用中です。


この木の器は輪ゴム入れとして使っていますが、当時の価格で500円。切れ込みが入っていて、どこかお花みたいなデザインがお気に入りです。


鉄瓶は主にコーヒーのドリップ用ですが、価格はなんと100円! ビックリのお値段ですよね。


世間での評価は高くないかもしれないけれど、今となってはなかなか手に入らないようなモノが見つかったりするのもリサイクルショップのおもしろさ。


これがアンティークショップだったらこのお値段では買えないですが、リサイクルショップでは自分のセンスを磨けば、安くて“良いもの”と出会えるのがありがたいのです。


せり
‟自分が好き”なモノが世間では価値がない場合は、安く手に入るのでお得ですね


リサイクルショップを利用するときの心得

慣れれば魅力いっぱいのリサイクルショップですが、楽しさのあまりに失敗もしがち。


そこで、15年以上にわたりリサイクルショップに通っているわたしの、リサイクルショップを利用するときの心得もあわせてご紹介いたします。

心得① 洋服は必ず試着する

リサイクルショップで洋服を買ううえで絶対に面倒くさがってはいけないのが、試着。


狭い試着室で脱いだり着たりというのは大変なのですが、家にゴミを増やしたくなければさぼってはいけないのです。


行きつけのブランドであれば、大体のサイズ感というのはわかるとおもいますが、リサイクルショップで出会う洋服はほとんどが初見のブランドやメーカーなはず。


Mサイズといっても、ブランドやメーカーによって差があるので、表示だけを見て買ってしまうと

「ウエストがきつくて入らない」

「肩回りがきつい」

みたいなことになり、結局お金を払ってタンスの肥やしを増やすだけになります。


ですから、どんなにぱっと見でイケそうだと思っても、必ず試着をしましょう。


また、できれば、新しく買う服に合わせるつもりの洋服を着てリサイクルショップに行くのがおすすめ。


これだけで、あの服に似合いそうと思ったけど似合わなかった…という事態を避けられます。

せり
洋服を買いに行くときは、脱ぎ着しやすいファッションがおすすめです


心得② 迷ったら買わない

リサイクルショップは一期一会の出会いなので、「これを逃したらもう2度と出会えないかもしれない」という気持ちが働きがちです。


でも、もし、「モノを少なく、シンプルな暮らしをしたい」と思っているのならば、迷ったときには買わないのが吉です。


たとえば、洋服。デザインもすごく好みだし、値段にも納得、でもほんの少しだけ着たときに違和感がある…みたいなときは、涙を呑んで諦めましょう。


違和感を感じるということは、どこかが自分に合っていないというシグナルです。


このサインを無視し、自分の欲しい気持ちを優先しても、結局は使わなくなってしまうという失敗をわたしもたくさんしてきました。


ですから、ちょっとでも違和感があったら、我慢、我慢です。


これは洋服に限らず、食器や家具、家電なども同じ。とくに大きなものは値段もはりますし、もし処分するとなったら手間もコストもかかるのでより慎重になりたいところ。


お金を使ってゴミを増やすなんてことにならぬよう、小さなシグナルを見逃さないようにしましょう!


たんぽぽ
一期一会だから迷ったら買っておくというのも一理あるけど、節約とシンプルライフを心がけるなら我慢が大切ね


心得③ 目的のモノを決めておく

ブラッと店内を見て回ってお宝探しをするのはとても楽しいのですが、そうすると

「あ、あれ、素敵!」

「これ、カワイイ!」

とつい余計なモノを買いたくなってしまうもの。


もし自分の物欲を押さえるのに自信がない場合は、目的のモノ以外は見ないのがおすすめです。


たとえば、スカートが欲しいと思っているならば、スカートコーナーに直行。それ以外のコーナーは見ません。


そうすれば、余計なモノを買う心配もないし、買うにせよ、買わないにせよ、短時間でショッピングを済ませることができます。


せり
わたしはパート帰りにリサイクルショップに寄ったりしますが、滞在時間は10分くらいです


心得④ リサイクルショップはこまめに覗く

リサイクルショップは、いつでも同じものがずっとあるわけではありません。


先ほども言ったように、商品との出会いは一期一会。自分に合うものを探すためには出会いの回数を増やすしかありません。


ですから、リサイクルショップはこまめに覗くのがおすすめ。


同じ店でも頻繁に通っていると、

「あ、これまだ売れ残ってるな」

「取り扱ってる商品の季節感が変わったな」

とかわかるようになってくるのもまた楽しいです。


わたしはリサイクルショップを見つけると、出先であっても時間が許せば立ち寄ってしまいます。


いつものお店もいいですが、違うお店に行くとそれもまた新鮮なのでおすすめです。


せり
リサイクルショップはチェーン店の種類、地域によって取り扱う品に違いがあるのがおもしろいです

お金にゆとりがある方々が住む地域のリサイクルショップはいいモノがあったりするので、狙い目です


まとめ

リサイクルショップは、上手に活用すればお財布にも優しく、思いがけない掘り出し物との出会いも楽しめる“宝の山”。


中古品に抵抗がある方も、ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?


きっと、「こんなに良いモノがあるなんて!」と驚くはずです。


新品ではなく、リサイクルショップで中古品を買う習慣を身に着ければ、ぐっと節約になります。


節約も、おしゃれも、暮らしの楽しみも。リサイクルショップで、賢く、楽しく手に入れましょう!

おすすめの記事