
いわゆる“バスタオル”を使わなくなってから5年以上のわが家。
「バスタオルを使わないなんて、お風呂上りに困らないの?」と思われるかもしれませんが、まったく困っていません。
むしろ、バスタオルを使っていたころよりも快適に暮らしています。
この記事のもくじ
バスタオルを使っていた頃の悩み
バスタオルを使っていた頃、わが家が感じていた悩みは次の3つです。
- 毎日洗うか問題
- 乾きづらい
- かさばる
それぞれ少し詳しくお話しします。
バスタオルは毎日洗うべき? 洗濯問題
バスタオルを洗う頻度って、ご家庭によって判断基準が全然違うと思うんですよね。
毎日洗うお宅もあれば、週に一度、あるいはそれ以下の頻度で洗濯する家庭もあるはず。
わたし自身は、実家にいたときは毎日洗うのではなく、天気の様子や他の洗濯物の量を考えながらという生活スタイル。
ですので、「毎日洗わないと汚くてイヤ!」という人間ではありません。
一方の夫の家庭は、義母が洗濯好きなので、マメにバスタオルを洗ってもらっていたようですが、本人はズボラなので毎日洗濯しなくても抵抗がありません。
バスタオルは体を洗ったあとに拭くものなので、見た目的にはそこまで汚くない。
でも、よくよく考えてみれば、水分が含まれた状態で放置されるので雑菌が繁殖しやすい環境にあるんですよね。
となると、やはりベストなのは“毎日洗濯”ということになります。
ですが、バスタオルは家族の人数分洗うとなると、これはもう大変。
4人家族のわが家だと、バスタオルを人数分洗うだけで洗濯機がいっぱいに…。
バスタオルのために洗濯機を回すのは、時間的にも金銭的にも大変でした。

バスタオルは乾きづらい問題
また、洗濯を毎日、ないしはこまめにしようとしても立ちはだかる問題があります。
それはバスタオルは乾きづらいということ!
乾燥機付きの洗濯機を使っていればこのような問題もないのでしょうが、わが家はあいにく天日干し派。
バスタオルは厚地のものが多いので、天気が悪いと本当に乾かないんです。
日差しがしっかりあればいいのですが、ちょっとでも天気が悪いときだと生乾きになってしまい、かえってタオルが臭くなるという本末転倒なことも…。
梅雨や冬の時期には、毎日洗濯するのは現実的ではありませんでした。

かさばる
そしてもうひとつの大きな悩みが、“バスタオルはかさばる”こと。
フワフワの肌触りがいいバスタオルは、肌触りがいい反面、収納スペースを圧迫します。
4人家族で一人一枚使うとなると、最低4枚。
限られた洗面所スペースではかなりの場所を取ります。
しかも、子どもが年頃になるにつれて、洗面所にボディケア用品を置きたがり、ますます手狭に…。
予備のタオルも置くとなると、もう収納がいっぱいです。

思い切って“バスタオルをやめる”という選択
この、毎日洗うのは大変で、乾きづらく、場所もとるバスタオル。
シンプル生活を目指すなかで、わが家がとったのは、“バスタオルをやめる”という選択です。
乾きやすく、保管場所もとらず、毎日洗えるようなタオルにすればいい。
このように発想転換をし、「風呂上りはバスタオル」という思い込みを手放すことにしました。
フェイスタオルはバスタオル代わりになるの?
そこで使い始めたのは、フェイスタオルです。
1日1人1枚。
使い終わったらすぐ洗濯機に入れ、毎日洗濯する生活に切り替えました。
このライフスタイルを始めるとき、いきなりこれまでの習慣を捨てるのには不安があったので、バスタオルを残したまま始めました。
ですが、しばらく生活をしてみて何も問題が起こらなかったので、その後にバスタオルは処分してしまいました。
バスタオル生活に慣れていると、「フェイスタオル1枚で全身を拭くなんて無理そう」と思うかもしれませんが、案外大丈夫なもの。
大人も子どもも、フェイスタオル1枚で頭から足まで十分に拭けます。
髪の長い娘も、風呂上がりに髪の水分をしっかり絞ってから拭けば問題なし。
もし足りないときは、髪用にもう1枚使うこともあります。
正直、ふわふわのバスタオルと比べると拭き心地は劣ります。
でも、「タオルは体の水分を拭き取る道具」と割り切ってしまえば、すぐに慣れました。

現在のわが家のタオル事情
そんな“脱バスタオル生活”を続けて5年以上。
いまはフェイスタオル1種類だけを使っています。
バスタオルだけではなく、洗面所に置いておくタオルも同じフェイスタオルを使っています。
家庭によっては、
「他の家族が使ったタオルは使いたくない」
「体を拭いたタオルで手を拭くのは非衛生的」
と思うかもしれませんが、洗濯はきちんとしていますので、わが家では気にせず共有しています。
お天気次第で洗濯ができないこともあるので、余裕をみて4人×3日=12枚。
さらに洗面所で使う分も見込んで、3枚。
計15枚ほどをローテーションで使っている感じです。
タオルの替え時は、タオルがピンク色に変色してしまい、漂泊しても戻らなくなったとき。
1枚ずつ替えるのではなく、家にあるフェイスタオルは一斉に交換します。
わが家の場合、半年に1回くらいが目安です。
すべて同じものに統一しているので、管理もラクですし、収納スペースもスッキリしました。


愛用しているフェイスタオル
わが家が使っているのは、100円ショップの無地の白タオル。
激薄のペラペラではなく、ちょっとだけふんわり感があるものを探してまとめ買いしています。
最近のお気に入りは、ダイソーで売っている「タオルソムリエ監修 洗濯してもふんわり感長持ち こだわりのフェイスタオル」。

サイズ、肌触り、乾きやすさともにわが家の好みにピッタリで、それでいてお安い。
物価高のご時世でありながら、お財布にやさしい商品です。
人気があるのか、店舗では売り切れのことも多いので、見かけたときに次回用としてストックしています。

もし今使っているタオルが廃盤になったら、ワークマンの商品も検討したいと思います
まとめ:バスタオルをやめたら、暮らしが軽くなった
バスタオルをやめて、フェイスタオル生活に変えてから感じたことは
- 洗濯がラクになった
- 乾きが早く、臭くなりにくい
- 収納スペースがスッキリ
- 「洗う・干す・しまう」がシンプルに
つまり、暮らしが軽くなったのです。
「お風呂上がりにはバスタオル」という思い込みを手放してみたら、想像以上に快適で心地よい暮らしが待っていました。
毎日の小さな工夫が、暮らし全体の心地よさにつながる――そんな気づきをくれた“脱バスタオル生活”です。