寒い時期の必需品といえば、あったかいインナーのヒートテック。
薄くて軽くてあったかい―本当に便利なアイテムですよね。
でもある冬、気づいてしまったんです。
「ヒートテックを着ると、肌がかゆくなる…？」
アトピー体質のわたしにとって、それは小さくない問題でした。
そこで代わりになるインナーを探して出会ったのが「メリノウール」。
着てみてびっくり、やさしく包まれるようなあたたかさに感動しました。
この記事では、そんなわたしの体験をもとに、ヒートテックが合わない人にもおすすめしたい“肌にやさしいあったかインナー”についてご紹介します。
この記事のもくじ
アトピー体質に合わなかったヒートテック
あったかインナーの先駆けといえば、ユニクロのヒートテックインナーですよね。
はじめてヒートテックを着たとき、「同じ肌着でも商品によってこんなにも温かさが違うんだ！」と感動したものです。
それ以降、冬の寒い時期には手放せなくなっていたヒートテックですが、ある時、わたしは気づきました。
それは、ヒートテックを着るとアトピーが悪化するということ！
わたしは、もともとアトピー体質。
ですが、ふだんは食事や睡眠、保湿などを気をつけるようにしているので、今ではアトピーで悩むようなことはほとんどありません。
ですが、冬の間、毎日のようにヒートテックを着ていると、次第にかゆみが出るようになってきてしまったのです。
これはおかしいと思い調べてみると、ヒートテックには次のような特徴があることがわかりました。
- 肌の水分を奪って発熱している
- 化学繊維なので、静電気を起こしやすい
つまり、残念なことに、ヒートテックは乾燥や刺激に弱いアトピー肌とは相性がよくないんです。
メリノウールをインナーにしてみたら大正解
そこで、ヒートテックの代わりになるあったかインナーを探すことにしたのですが、思い出したのがウール。
ウールとは羊毛のことですが、何となくセーターやカーディガンのイメージが強いですよね。
わたしもそう思っていたのですが、登山用の肌着としてウールが優れている話を聞いたことがあったのです。
そこで、ものは試しということで、穴が開き、外着にはできなくなったユニクロのメリノウールのカーディガンを肌着に使ってみることにしました。
結果はというと、驚くほどにあったかで、肌触りがやさしい。
しっとり、ふんわりという感じ。
ウールというとチクチクというイメージがありますが、メリノウールは繊維が細いので、そいうのもまったくありません。
驚くことに、ヒートテックからメリノウールに変えてからしばらくすると、保湿してもしても収まらなかったかゆみが嘘のようになくなりました。
ウールは「毎日洗わなくてもOK」
そこからは、すっかりわたしはメリノウールを肌着にすることに魅了されてしまい、今では冬の間の欠かせない相棒です。
ですが、この話を聞いても、
「ウールはなんだかよさそうだけど、扱いが大変そうだから自分には無理」
とためらってしまう人も多いはず。
ですが、そんなあなたに朗報です。
実はウールって、毎日洗わなくていいんです。
というのも、ウールには
- 汚れを寄せつけない
- 臭いをためこまない
- 湿気を調節する
という素晴らしい機能があるからです。
実際、わたしは寒い季節になるとほぼ毎日着ているのですが、洗う頻度は月に1回くらい。
「え、汚い…」と思われるかもしれないですが、まったく問題ありません。
冬場は汗をかきづらいというのもありますが、激しい運動をしない暮らしなら、この程度の洗濯回数でも支障ありません。
念のため、子どもにも嗅いでもらったこともありますが、別に不快な臭いはしないと言ってたので間違いないです。
おすすめのメリノウールアイテム
節約家のわたしが愛用しているのは、ユニクロで特売になっているメリノウール製品。
ワゴンをチェックして、季節外れや売れ残りをお得にゲットしています。
正直なところ、売れ残りなので自分的にはあまり好みでない色合いのものが多いのですが、肌着なのでそこは割り切っています。
セーターやカーディガンを肌着にする場合には、ふだん自分が買っているサイズよりも1～2サイズ小さめを選ぶとちょうど良いフィット感になります。
「ちゃんとした下着用ウールがいい」という方におすすめなのは、こちら。
有名下着メーカーのグンゼから販売されている商品です。
口コミでの評価も高いですし、日本製なので安心ですよね。
まとめ：アトピー肌でも、冬を快適に過ごせる選択を
ヒートテックは優れた製品ですが、アトピー体質の人には刺激が強いこともあります。
一方、メリノウールは天然素材のぬくもりと保湿性で、肌にもやさしい理想のあったかインナー。
「乾燥とかゆみで冬がつらい…」という方は、ぜひ一度試してみてください。
きっと、あの“しっとり・ふんわり”な着心地に驚くはずです。
