※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

【人生終わり?】子どもを通わせている親が語る、通信制高校のリアルな現実

ネットで「通信制高校」と検索をすると、「通信制高校 やめた方がいい」「通信制高校 ヤバい」「通信制高校 人生終わり」のような言葉を目にすることがあります。


このような言葉を目にすると、通信制高校への進学を検討している人は不安になってしまいますよね。


うちの子が通信制高校に進学するとき、このような言葉を目にするたびに少し不安になったのですが、今は通信制高校に進学させて本当によかったなと思っています。


この記事では、子どもを通信制高校に通わせている一保護者の視点で、通信制高校が「人生終わり」みたいにいわれている理由と、実際の通信制高校の様子をお話していきたいと思います。


この記事を読むことで、通信制高校への進学への不安が解消されると嬉しいです。

「通信制高校進学はやめた方がいい」といわれる理由

学歴や就職への不安

通信制高校に進学すると、やはり学歴や将来の進路について不安になるのが現実です。


親としても、我が子が進む道に対して心配になるのは当然のことです。


とくに、通信制高校には偏差値がない学校が多く、どうしても「学力が低い」と見なされがちなんですよね。


そのため、卒業後に進学や就職で不利になるのではないかと、つい考えてしまう親が多いのも理解できます。



また、日本は学歴社会が色濃く残る社会ですから、「通信制高校に行ったら、大学進学が難しいんじゃないか?」という不安が頭をよぎります。


正直、そんなネガティブなイメージがついて回ることに、心配が募る気持ちもよくわかります。


わたしも、最初はこのような偏見が進学や就職の障害になるのではないかと不安になり、どうしても後ろ向きになってしまいました。


残念なことに、企業の採用基準や大学入試で、通信制高校卒の子どもが不利に見られる場面もあるのが現実です。


だからこそ、親としては「本当にこの選択で大丈夫だろうか?」という不安が大きくなり、時には悩むこともありました。

問題を抱えた生徒が通うというイメージ

通信制高校に対する世間の印象として、「普通の学校に通えなかった生徒が行く場所」という偏見があるのはよく聞きます。


学業や人間関係で何かしら問題を抱えて、全日制高校に通えなかった子が多いというイメージが強いですよね。


そのせいで、「問題児が集まる学校」というネガティブな印象を持たれることが少なくありません。


実際、うちの娘も小学校のころの友人に通信制高校に進学することをLINEで伝えたら、「お察し」とだけ返信が来たことがありました。


これが、子どもたちの間でも通信制高校に対する否定的なイメージを感じさせる瞬間なんです。


さらに、親世代も全日制高校が普通だと思って育っているので、通信制高校に対してどうしてもネガティブな感情を抱きがちですよね。


これが進学や就職に影響を与えることがあるので、親としては子どもが社会に出るときに不安になることもあります。

青春を送れない

通信制高校は、全日制の高校と違って学校に通う日数が少ないため、友だちを作るのが難しいんじゃないかと心配する人が多いですよね。


それに、体育祭や文化祭、修学旅行といった学生生活の定番イベントがないことも、青春を楽しめない理由として挙げられがちです。


わたしも子どもが通信制高校に進学することを決めたとき、学校での「思い出作り」に不安を感じていました。


普通の高校生活では、仲間と一緒に過ごしたり、イベントで盛り上がったりすることが大事な思い出になるので、そういった活動がないことが子どもにどんな影響を与えるのかを考えると、やっぱり不安な気持ちが湧いてきました。


親としては、子どもが楽しく充実した学生生活を送ってほしいからこそ、通信制高校がその希望を叶えてくれる場所かどうかを悩んでしまうんですよね。

せり
通信制高校をよく知るまでは、わたしもこんなイメージを持ってました…


保護者から見た通信制高校の実際

学習レベルは高くない

通信制高校の学習レベルは、正直にいって全日制の進学校に比べるとかなり低めです。


進学校の生徒が使う教科書に比べると、通信制高校で使う教科書は内容が簡単で薄いものが多いです。


中学校でつまずいた子や、小学生レベルから学び直しをしたいという子も通うことが多いのが実情です。


レポート(自習プリント)は教科書を見ればすぐに解けるレベルですし、テストもそのレポートから出題されるので、難易度はほとんどありません。


正直、学力的には「高校卒業資格を取るための最低限」を目指す学校という位置づけが強いと感じます。


これだけを聞くと、「やっぱり通信制はダメだ」と思うかもしれませんが、実際には人それぞれ。


通信制高校に通っている子の学力レベルはバラバラで、全員が同じではありません。


成績が優秀な子もいれば、逆に勉強に苦しむ子もいるわけです。


だから、学力に関しては一概にはいえませんが、基本的には「高校を卒業する」ことが主な目的という点は理解しておくべきだと思います。

大学進学もできる

「通信制高校だと大学進学は無理」と思っている方が多いですが、実はこれ、少し古いイメージです。


確かに、通信制高校に通う子が大学に進学する割合は全日制高校と比べると低いのが現状ですが、近年、通信制高校も進化しています。


大学や専門学校に進学できるように力を入れている通信制高校も増えてきました。


今では、総合選抜(旧AO入試)を使って大学進学を目指す生徒も増えてきているんです。


総合選抜は、学力だけでなく、その子の個性や意欲、これまでの活動実績などを重視する入試方法なので、学力が全てではありません。


通信制高校に通っている生徒にとっては、これは大きなチャンスです。


実際、うちの子が通う通信制高校にも、有名大学に進学した子はたくさんいます。


ですから、「通信制高校=大学進学できない」という考え方はもう古いものになりつつあるといえます。


もちろん、進学を目指すには自分の努力も必要ですが、通信制高校でもちゃんと大学進学の道は開けているんです。


せり
通信制高校も多様化しています!

大学進学を目指すならば、対応してくれる通信制高校やサポート校を選ぶのが安心です


青春してます!

通信制高校は全日制高校と比べて、学生生活が地味で、青春が足りないと思われがちですが、実際はそんなことはありません!


本人がやる気を持っていれば、十分に楽しめます。


もちろん、学校によって雰囲気は違うかもしれませんが、体育祭や文化祭などのイベントがある通信制高校もありますし、それなりに盛り上がっている様子です。


また、娘が通う通信制高校の生徒たちは男女問わず仲がよく、テスト前には勉強を教えあったり、一緒に遊びに行ったりしています。


たとえば、ショッピングに行ったり、遊園地や水族館に出かけたり、カラオケやボーリングを楽しんだり。


こういった活動は、全日制高校とあまり変わらないと思います。


もちろん、派手なイベントや行事は少ないかもしれませんが、友だちと一緒に遊ぶことで十分に「青春」を感じられるのではないでしょうか。


それに、オンラインのみの通信制高校でなければ学校内での交友関係も広がりやすいですし、積極的に参加すれば全日制高校に負けないくらい充実した学生生活を送ることができると思います。

たんぽぽ
自分の頑張り次第では、全日制の子たちよりも青春できちゃうかも!?


自由時間が多い

通信制高校の最大の特徴は、何といっても「自由時間の多さ」です。


全日制の高校では、毎日の授業や部活、課題に追われてあまり自由な時間をもてませんが、通信制高校ではその点が大きく違います。


もちろん、全日制高校よりも授業時間は少なく、自由な時間が多くなるわけですが、その時間をどう使うかは個人次第です。


たとえば、アルバイトに励んだり、受験勉強に集中したり、趣味を楽しんだり。


自由時間が多い分、自分のペースで過ごせるので、学力を高めたいと思うなら、この自由時間を活かして勉強に取り組むこともできます。


全日制高校では受験に必要のない教科でもテストがあって、そのために時間を割くことが必要だったりしますが、通信制高校では本当に必要な勉強に集中できるのが大きなメリットです。


受験勉強に集中したい場合、通信制高校のほうが効率的かもしれません。


自分に必要な科目だけを選んで勉強できるので、時間の無駄がありません。


全日制のように「この授業は受けたくないけど受けないと卒業できない」とか、「試験を受けるために必要のない勉強をしなきゃいけない」と悩むことがありません。


むしろ、自分のペースで学力を伸ばすことができるので、大学受験を本気で目指すなら通信制の方が有利とさえいえるかもしれませんね。


せり
自由時間をどう使うかは自分次第!

将来の夢に向かって、時間をうまく使えるといいですね


まとめ

「通信制高校、やめた方がいい」というネットの意見を見て、不安になっている方も多いかもしれません。


でも、心配しなくても大丈夫です!


確かに通信制高校には全日制高校とは違う面もありますが、それでも本人のやる気次第で十分に充実した高校生活を送ることができます


どんな学校に通うにしても、結局大切なのは「意志を強く持って、努力すること」だと思います。


それは通信制でも全日制でも変わりません。


我が家の場合は、子どもが中学生時代に不登校だったことがきっかけで通信制高校を選ぶことになりました。


でも、今振り返ってみると、その選択で本当によかったと思っています。



通信制高校は、今の時代に合った新しい学び方であり、柔軟に自分のペースで進むことができる場所です。


これから進学や将来について不安に思うこともあるかもしれませんが、通信制高校を卒業した先にも、さまざまな可能性が広がっています。


大学進学や専門学校への道も開けているし、社会に出ても自分のペースで活躍できる力を身につけることができます。


どの学校にするか迷うと思いますが、最終的に自分に合った環境を選ぶことが何よりも大切です。


ですから、あまり周りの意見に惑わされず、お子さん自身がどんな学校生活を送りたいのか、どう成長していきたいのかをしっかりと見極めてください。


不安な気持ちもあるかもしれませんが、親としては、子どもが自分らしく生きるためのサポートをしていきたいと願っているはずです。


どんな道を選んでも、その先にはたくさんの選択肢が広がっているということを信じてあげてくださいね。


関連記事

おすすめの記事