
質素倹約を常とするわが家において、唯一といっても過言ではない贅沢が“旬の果物を食べる”こと。
季節折々に、スーパーや直売所、お取り寄せで果物を買うのを楽しみにしています。
さて、そんなわが家の夏の贅沢といえば、桃!
桃は家族全員が大好きなので、ふだんはケチケチ生活ですが、桃を買うときだけは大奮発です。
これまでいくつかの桃農家さんから買ってきたのですが、ここ数年続けて購入しているのが「かわて農園」さんの桃。
今回の記事では、わが家のお気に入りの果物農家・かわて農園の桃についてご紹介したいと思います。
この記事のもくじ
かわて農園って、どんなところ?
かわて農園は、山梨県南アルプス市にある桃農家さん。ひいひいおじいさんの代から70年以上にわたり、果物を作りつづけているそうです。
現在はじいじとばあばを中心に、休日や収穫期にはお子さんやお孫さんもお手伝いをしながら桃やぶどうをつくっています。
じいじの川手英司さんは、なんと警察官一筋40年で勤め上げたあと農園を受け継ぎ、80歳を過ぎた今も現役バリバリで果物づくりに励んでおられるとのこと。
異色のキャリアのように感じますが、こういう方たちが日本の農業を守ってくださっているんだなぁと思うとありがたいかぎりです。


かわて農園の桃
用途別の種類
桃を注文する際には、用途別に種類があります。
- 【少数限定】初物・いちばん桃
- A級特選桃
- B級はねだし桃
- ジャム コンポート用桃
【少数限定】初物・いちばん桃は、桃の中でも収穫時期がが早いものを早生品種。
A級特選桃は、味・見た目・大きさの3拍子が揃った桃で、贈答にもピッタリの特秀クラス。
B級はねだし桃は、味はA級品と変わらないけれど、小さな傷や多少形が悪い桃で家庭向き。
ジャム コンポート用桃は、煮崩れしない硬めの桃で、主に加工用。
このなかで、わが家では毎年、A級特選桃とB級はねだし桃のどちらにしようか迷うのですが、結局、奮発してA級特選桃にしています。
というのも、以前別の桃農家さんで買ったとき、やっぱりA級とB級では味が違ったから。
また、キズがあると傷むのがはやくなってしまうので、エアコンをほぼ使わない生活をしている我が家では、少しでもキズが少ないほうが安心なのです。

桃の品種
かわて農園で取り扱っている桃の品種は、2025年現在は7種類。
時期により収穫できる桃の品種が変わり、食味、色、形に多少の違いはありますが、どれも基本的には白桃です。
7月上旬~
- 日川白鳳:山梨県原産の早生種。初物の桃として重宝される
- 夢みずき:「浅間白桃」と「暁星」の交雑種。果肉は繊維が少なく柔らか
- 夢桃香:「浅間白桃」と「暁星」の交雑種。果肉は繊維が少なく柔らか
- あかつき:早生品種の中では大き目で、さっぱり、まろやかな味
7月中旬~
- 夢あさま:「浅間白桃」の後継品種。大玉で果汁もたっぷり
- アルプス美人:山梨県南アルプス市で生まれたブランド桃。糖度が高く、大玉で少し固め
- なつっこ:全体が真っ赤になる、着色のよい桃。果汁が多く、なめらかな口当たり


「A級特選桃・5Kg」の内容をお見せします
桃の到着日は生産の都合上、指定ができないのですが、桃の出荷準備が整い次第、メールで連絡がきます。
もうそこからは桃を確実に受け取れるように、配送状況をネット上で確認しながら、家でスタンバイ。だいたい、わが家には連絡がきた翌日ぐらいに到着します。
伝票は剝がしていますが、こんな感じの平たい段ボール箱で届きます。

桃が蒸れないように、早速開封していきましょう。箱を開けると、こんな感じになっています。

桃の取り扱い説明書が同封されています。梱包材をとってみると…

真っ赤な桃がたくさん! さすが、「A級特選桃・5Kg」は立派です。桃が傷つかないように、丁寧に梱包されていますね。
桃の甘~い香りもふんわりと漂ってきて、これだけでも幸せです。

気候にもよると思いますが、今年の桃も立派なサイズ。スーパーで売っていた特級品よりも、1~2 回りは大きいです。
かわて農園の「A級特選桃・5Kg」は6800円(送料込み)でしたが、スーパーの特級品桃も1つ500円を超えていたので、比べても全然高くないですよね。
同封されていた桃のトリセツも見てみましょう。

トリセツによると、
- 桃は新聞紙で包み、風通しのよい場所で常温保存
- 冷えた桃を食べたいときは、食べる20~30分前に冷蔵庫or氷水へ入れる
- 柔らかめの桃が食べたいときは、1~3日常温保存
とのこと。 わが家では、毎年これをしっかりと守ってます。
食べる前にボールに氷水をつくって、桃を30分ほど冷やし

あとは、包丁で皮をむいて、お皿に盛れば

う~ん、薄クリーム色の柔らかそうな実にほんのりと紅色が入り、艶々として見るからにおいしいのがわかりますよね。 家族からは、一口食べて、「甘っ!」の声。
桃を一口頬張れば、暑さで火照った体が生き返る気がします。
かわて農園さんは少し硬めの状態の桃を送ってくださっているので、どれを食べるかの見極めが結構難しいのですが、嗅覚と触感を頼りになるべく熟していそうなものから食べるようにしています。
ときにはちょっと硬めだったり、熟れすぎてしまうこともあるけれど、それもご愛敬。
わが家は桃の好みの硬さが分かれているので、
「もっと硬いのが好き」
「ジューシーなのがおいしいでしょ」
と、それぞれが蘊蓄を語りながら食べるのが毎年の風景です。
まとめ:かわて農園の桃は心が豊かになる贅沢な味
桃好きで福島、山形、山梨と、いろいろな農家さんから買ってきましたが、かわて農園さんは良心的なお値段で安定のおいしさなので、とてもおすすめです。
ちょっといつもより贅沢して桃を食べたいなというときに注文してみてはいかがでしょうか?
かわて農園のホームページを見てみる ▶ かわて農園

桃が終わったら、さっそくシャインマスカットの予約をします