
先日、用事があって実家に行ってきたときのこと。
ちょうど母が故郷での同窓会から帰って来たところでした。
今年で70歳になる母。
「そろそろ年齢的にもこれが最後かもしれない」ということで、最後のクラス会が開かれたそうです。
母によると、当時の学級の人数は45人。
そのうち9人がすでに亡くなっており、残る36名のうち、参加したのは16人だったとのこと。
母は故郷を離れてから長い年月が経っていますが、久しぶりの旧友との再会を本当に楽しんだ様子でした。
温泉旅館に泊まり、ゆっくりお風呂でくつろいだあと、夜中まで宴会で盛り上がったそうです。
まるで学生時代に戻ったかのようにイキイキと話す母の表情が印象的で、わたしまで嬉しくなりました。


命の現実と「平均寿命」という数字
母の話を聞いて驚いたのが、70歳の時点で9人もの同級生がすでに亡くなっているということ。
45人のうち9人──つまり2割です。
2024年の平均寿命は、女性87.13年、男性81.09年。
その年齢に至る前に2割の方が亡くなっていることに驚きを隠せませんでした。
もちろん“平均寿命”なのだから、その年齢より前に亡くなる人もいれば、それを超えて生きる人もいる。
頭ではわかっていたけれど、身近な話として聞くと、やはり現実味が違います。
でも、思い返してみれば、昨年は大学の同級生の訃報がありましたし、数年前には夫の故郷の幼なじみも他界しています。
こうして意識してみると、「自分の人生はあと40年くらいはあるだろう」という感覚は、単なる“平均の数字”でしかないのだと気づかされます。
限られた時間を、どう生きるか
『GREAT LIFE 一度しかない人生を最高の人生にする方法』(著:スコット・アラン)のなかに、このような文章があります。
あなたにとって、時間は最高の資源だ。
お金やそれで買えるものは、自分が死んだあとでは何の意味も持たない。
人生の残り時間がかぎられていると気づくことは、毎朝、「今日が最後の日になるかもしれない」と思って目覚めることを意味する。
これはまだ先が長い子供にはあてはまらないかもしれないが、年をとるにつれて、そういう認識は重要性を増す。
私たちはふだんそんなふうには考えていないかもしれないが、人生が終わる日はいつか必ず来るのだから、時間の過ごし方には常に気をつけなければならない。
引用元:スコット・アラン『GREAT LIFE 一度しかない人生を最高の人生にする方法』(Discover, 2023)
まさに年齢を重ねるほどに、この言葉の重みを感じます。
わたし達はふだん、「まだ明日がある」と思いながら過ごしてしまうけれど、実際には誰にも未来の保証はありません。
だからこそ、“今日”という一日をどう過ごすかが大切なんですよね。
本書の中では、限られた時間のなかでより良い人生を送るために欠かせない3つの要素として、
- 喜び
- 感謝の心
- ワクワク感
を挙げています。
最近は日常の生活に追われ、喜びやワクワク感が少し足りない気がしているわたくし。
クラス会の話をする母の楽しそうな笑顔を見ていると、こうした感情こそが人生を豊かにしてくれるエッセンスなんだと感じました。
さいごに
日々の生活に追われていると、「当たり前の日常」が当たり前ではないことを、つい忘れてしまいます。
まだ40代、もう40代。
自分に残された時間がどれくらいあるかはわからないけれど、日々を慈しみ、感謝しながら、そして少しのワクワクを持って生きていきたい。
母の同窓会の話は、そんなことを静かに思い出させてくれる出来事でした。

寝る前に読むと心穏やかに眠れます
