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観光地巡りをしない旅のすすめ

旅行が大好きなわたしですが、実は「観光地巡り」にはあまり興味がありません。


ガイドブックに載っている有名スポットや、SNSで話題の絶景を追いかけるよりも、その土地の空気感や、地元の人たちの暮らしを感じるような旅のスタイルを好んでいます。


人によっては「せっかく行くのにもったいない」と言われることもありますが、わたしにとっては、観光地に行かないことでこそ得られる発見や感動がたくさんあります。


今回は、そんな「観光地をあえて巡らない旅」の魅力と、実際に感じたメリット・デメリットについて、わたしなりの視点でお話してみたいと思います。


旅のスタイルに正解はないからこそ、こんな旅もあるんだなと、気軽に読んでもらえたら嬉しいです。

観光地巡りをしないメリット

わたしが感じている、有名観光地巡りをしないメリットは

  • のんびり過ごせる
  • 現地の文化に触れられる
  • 観光客が少ない
  • お金がかからない

です。詳しくお話していきますね。

①のんびり過ごせる

ガイドブックに載っている、SNS映えをしそうな観光名所巡りをしたい!と思ったら、いかに効率よく回るかが勝負。


お目当ての観光スポットで写真をパシャリ。そして、次の観光スポットを目指して、急がねば!

なんていうのは、有名観光地ではよくみる光景ですよね。


目的の観光スポットが密集していればいいのですが、観光地によっては距離が離れていたりして、移動するのにも一苦労です。


ですが、観光しないのであれば、こんな忙しさとはお別れです。


あくせくと観光スポットを渡り歩かなければ、限られた旅行スケジュールであっても時間は意外とあるもの。


この時間をどう使うかは自分次第です。ひとつの観光スポットを時間をかけて堪能するもよし。ゆったりとカフェでお茶するもよし。ホテルで読書するもよし。


旅先でたっぷり時間があるというのは何とも贅沢なものです。


せり
旅行で疲れてしまう原因の一つが、観光地巡りの忙しさですよね

行きたい観光スポットを思い切って少なくすれば、慌てることなくじっくりと楽しめますし、疲れにくくなりますよ


②現地の文化に触れられる

わたしが旅行で楽しみにしているのは、現地の人の暮らしや文化に触れること。現地の人の生活のなかにお邪魔するという感じで、一般の観光客があまり行かないようなところを歩くのが旅の楽しみです。


赤や緑のカラフルな洗濯物が干されているベランダ

通勤や通学前に、屋台で食事を買っていくバイクに乗った親子

早朝から公園で談笑しながら運動に精を出しているおじさん、おばさん


写真映えするような光景ではないかもしれませんが、こういう人々の当たり前の生活ほど学びになるものはないとわたしは思っています。


彼らにしてみると当たり前の日常は、わたしにとっては当たり前ではありません。「あぁ、こんな暮らし方もあるんだ」と、しみじみと自分の生活を振り返るきっかけとなるのです。


旅先で触れ合う人たちの生活を垣間見ると、自分の置かれている状況だけがすべてではないという気づきや開放感、それと同時に、いつもの暮らしのありがたみも感じます


観光スポット巡りだけでは、このような経験はむずかしいのです。


せり
海外では、路地を歩いているだけで新しい風景に出会えるので、ワクワクしてしまいます


③観光客が少ない

有名観光地に行ったら、周りは外国人観光客ばかりで興ざめなんて経験はありませんか?


国内旅行にせよ、海外旅行にせよ、ここは一体どこなんだろうと思うくらい、地元の人以外であふれている観光スポットというのはあるもの。


せっかくその土地を楽しみに行っているのに、地元民以外でごった返しているのは何となくガッカリです。


その点、観光スポットではないローカルな場所で過ごしていると、ほとんど外国人観光客に出会うことはありません。


とくに海外旅行では、完全アウェイのなかにポツンと一人です。異国に一人という緊張感はありますが、それと同時に開放感もすごいです。


観光スポットだと、観光客相手に商売をしている現地の人も多く、注意しながらすごさなくてはいけないのですが、観光地からはなれた場所だと観光客を狙っている人はあまり見かることもないので、安心感もあります。


せり
ベトナムのホーチミンへ旅行したとき、
観光スポット近くの公園で寄ってきたのは靴磨きの営業のお兄さんでしたが、
遠く離れた公園では地元のおじさんが「ジャッポン?(日本人かい?)」なんて陽気に手を振ってくれて、
同じ市内でも観光スポットの近くか遠くかで随分違うのを感じましたね


④お金がかからない

観光スポット巡りをするうえで案外バカにならないのが、その費用。有名観光スポットではたいてい、入場料や観覧がかかってきます。


ひとつひとつはそれほどのお値段でなくとも、あっちもこっちもと渡り歩いていれば、それなりのお値段になってしまうものです。


それに比べると、観光しない旅というのはお金がほとんどかかりません。いわゆる観光スポット以外では、見物・観光できる場所であっても入場料がかからないケースもあります。


そういう場所は、大抵地元の人の生活に密着した場所でもあるため、お金をかけずに現地の文化・慣習に触れられるチャンスでもあります。


さらに、見逃せないのが交通費。


効率よく観光名所を回ろうと思うと、タクシーを奮発したり、電車やバスに何度も乗ったりと移動費がかさみがちです。


その点、観光しない旅は移動費も少なめなので、お財布にやさしいのです。


せり
有名観光スポットはお値段がそれなりにしますが、お金がかからない場所でも楽しめる場所はいくらでもありますし、自分的にはむしろそっちのほうがおもしろかったりします


観光地巡りをしないデメリット

わたし的にはデメリットはないのですが、一般論として考えてみると、「自慢しづらい」点かもしれません。


というのも、観光スポットは誰にでも通用するわかりやすいアイコンですよね。そこで撮った写真を見せれば、「いいなぁ!」と言ってもらいやすい。


ところが、いわゆる観光地でない場所で撮った写真は、誰でもわかるというインパクトはないのです。仮に誰かに見せても、「へぇ~」という感じで、反応が薄いのは間違いなし。


つまり、有名観光地に行かない旅というのは、他人向け目線ではなく、自分目線の旅。完全に自己満足の世界なのです。自分の心にピンとくるものを集める旅ともいえるかもしれません。


それが有名観光地巡りをしない旅のいいところなのですが、もし、人から「いいね!」をもらいたいのなら、有名観光地に行くのが無難かもしれません。


まとめ

観光地を巡らない旅は、効率的でも華やかさもないかもしれません。でも、自分のペースで歩き、出会いを楽しみ、思いがけない発見をする――そんな旅だからこそ味わえる豊かさがあります。


もちろん、有名スポットを訪れる旅にも素晴らしさはありますし、それを否定するつもりはありません。わたしも訪れることは、もちろんあります。


ただ、「旅=観光地巡り」という固定観念にとらわれず、自分なりのスタイルで旅を楽しむ人がもっと増えたらいいな、と感じています。


これからも、自分にとって心地よい旅のかたちを大切にしながら、まだ見ぬ土地を歩いていきたいと思います。

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