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【40代からのシンプルライフ考】節約を長く続けるための考え方

結婚当初、夫婦ともに低賃金のブラック企業勤め、夫には数百万円の奨学金ありとお世辞にも裕福とはいえない状態だったわが家。


家計が苦しいなか、気持ちまで貧しくなってしまうような節約も経験してきましたが、そこから少しずつ改善を重ねることで、今は落ち着いた節約生活を送れています。



今回の記事では、節約歴20年以上のわたしが大事にしている節約を続けるための考え方を紹介します。

節約を長く続けるための考え方

長い節約生活を経て、わたしが辿りついた節約を長く続けるための考え方は、こんな感じです。

  • 本当に欲しいものにはお金を使う:心底やりたいこと、欲しいものには、お金は使う
  • 「自分の心地いい」を探る:自分がツラくないレベルの節約をする
  • 他人の価値観を抜く:SNSや周囲の目を気にせず、自分の価値軸を持って選ぶ


詳しくお話していきますね。

本当に欲しいものにはお金を使う

YouTubeでは節約テクニックを紹介する動画が人気があるようですが、今のわたしはそういうのはほぼ見ないですし、やったりもしません。


もちろん、スマホは格安SIMにする、余計な保険には入らない、サブスクは最低限だけにするといったような、いわゆる当たり前な節約をしたうえでのお話ですが、わが家は“ 特別な ”節約はしていません。


自炊が基本で、外食もほとんどしないですし、夫は弁当を持参して会社に行っているので、傍からすると超節約生活に見えるのは否定できませんが、当人としてはそれほどの悲愴感はないのです。


なぜかというと、本当に欲しいものにはお金を使っているからです。


そんな現状のわが家ですが、新婚生活当初はお金カツカツで安物買い上等。


とりあえず安ければいいというスタンスだったのですが、節約してお金は多く余ったはずなのに、なぜか心が貧しい感じが拭えませんでした。


少しずつお金は貯まっているのに、なぜかいつも満たされない感じがあったんですよね。


ですが、やがて少しずつ収入も増え、節約の方針を少しずつ変え、欲しいものにはお金を思い切って使うようにしてから、だいぶ心の貧困が改善されてきたような気がしています。


たとえば直近だと、昨年の冷蔵庫の買い替えでしょうか。


16年使った冷蔵庫が不穏な様子だったので、完全停止する前に買い替えることにしたんです。


その際、最低スペックの安いものにするか、もう1ランク上のにするか、スゴイ迷ったんですよね。お値段に差もありますし…。


悩みに悩んだ末、「値段は考えず、気に入ったほうにしよう」ということでランク上のほうにしたのですが、やっぱり最低スペックとは違い、使いやすいし、見た目も満足。


購入するときの値段はたしかに予算よりもちょっと高かったけれど、10年以上も毎日使うことを考えると一日当たりの金額差なんてほんの僅かですもんね。


でもこれがケチって「安いに越したことはない」と判断していたら、もしかしたら10年以上も我慢する生活だったかもしれない。


自分の生活や心の基盤となる、大切な部分にはお金はケチらず使う。この大切さが最近、身に染みています。

「自分の心地いい」を探る

最近のネットニュースで“節約疲れの人続出”という記事を見かけたのですが、節約のために自分の気持ちを押さえつけている人が多いのが原因じゃないかと思うのです。


もちろん、何でもかんでも「これ、欲しい」と消費していてはお金はお財布から逃げていくばっかりです。


かといって、「節約疲れ」するような限界ギリギリの節約は長く続けることができないので、これもおすすめはできません。


結局、節約はコツコツ、淡々と息をするように当たり前にできるのが肝心で、だからこそ、節約を続けるためにも自分と家族の心がやせ細るような節約は避けるのが無難なのです。


たとえば、小粒納豆が69円で特売されていても、118円のお気に入りの国産大粒納豆を買うのがわたしの日々の贅沢です。


たしかに50円ほど高いですが、1パックあたりでは17円ほどの違い。


でも、この17円をケチるかケチらないかで心の豊かさが違うんですよね。


特売の納豆を食べれば節約できるかもしれないですが、食べている間ずっと「大粒納豆のほうがおいしいのに…」と考え続けていると心がしぼんでしまう。


これは、わたしにとって17円以上の損失です。


だから、わたしはこの程度の出費であれば、喜んでお金を払い、自分の心を満たします。


何でもかんでも安いほう、お得なほうばかりの生活は、いつかは我慢できずに爆発して散財してしまうものですし、長い目で見て得策ではないのです。


「自分の心地いい」は人それぞれ。


何が正しい、何が間違っているというのはないのですが、散財でもなく、かといって極限の節約でもないバランスを各自、各家庭で少しずつ探っていくのが大切なのではないでしょうか。

他人の価値観を抜く

また、消費をするうえでよく考えなくてはいけないのは、他人の目線と価値観です。


わたし達は知らず知らずのうちにマーケティング戦略に載せられ、欲しくもなかったものを欲しがり、買う気がなかったものをいともたやすく買わされる社会に生きています。


たとえば、スマホの話なんですが、わが家は全員がandroidユーザーです。


これを知った夫の親族が、義実家に帰省するたびに、

「androidスマホなんてかわいそうだから、子どもにはiPhoneを買ってあげなさいよ」

とご忠告くださるんですよね。


でも、「人の家のことはほっといて…」と内心思いつつ、いつも笑顔でスルーさせていただいてます。


iPhone好きな人を否定するつもりは毛頭ないのですが、スマホではネット検索かYouTube鑑賞くらいしかしないので、わが家では10万円以上払ってiPhoneを持つ価値がなく、androidで十分なんです。


でも、この親族のように「みんなが持っているから」「他の人はこうしている」という他人軸で消費をしている人って多いんですよね。


ですが、「みんながそうしてるから」という漠然とした理由でお金を使っていてはお金は貯まらないですし、自分にとって幸せなお金の使い方ではないと思うのです。


他人目線でお金を使っても、結局は心を満たせないので、また新しいもの、他のことにお金を使いたくなってしまうもの。


わたしの場合、お金を使うときに自分がどうしたいかを意識するようになってから、お金を使ったことへの後悔は減り、むしろ使った満足感が高くなったうえ、貯金スピードも上がるようになりました。

まとめ

節約というと我慢がつきものだと思われがちですが、我慢しようとするまいと

貯金=収入-支出

という公式は変わりません。


収入が一定だとするならば、貯金をするためにはいかに支出額を抑えられるかが大事なわけです。


ならば、何かを削ることから考えるのではなく、まずは支出を人生で優先したい楽しいこと、大切にしたいことから考え、節約に取り組んでみてはどうでしょうか?


わたしは節約を長年していますが、無理しない節約になってからのほうがお金も貯まるし、生活のクオリティも上がったように思います。


節約は短距離走ではなく、マラソンです。今日も無理せず、コツコツ楽しんでいきましょう!

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