
わたしはここ5年以上、旅行に行くときにはwordでつくった紙のしおりを持参しています。
フライトスケジュール、持ち物、お土産リストなどの最低限の情報だけを載せるもので、紙1枚でできており、便利に使っていました。
ところが、旅行を重ねるうちに、旅の出来事を記録をしたいという気持ちがでてきたんです。
というのも、「モノより思い出。」という名キャッチコピーがありますが、年をとってきたせいなのか、その大切な思い出をはっきりと思い出せない自分に気がついてしまったからです。
せっかくの思い出なのに時間とともに失ってしまうというのはもったいないような気がして、旅の記録も兼ねるような旅ノートをつくろうと思い立ちました。
折しも世のなかは旅ノートづくりがブーム。オシャレで素敵なノートを披露している方もたくさんいらっしゃいますが、わたしには到底ムリです。
そんなわたしがいろいろとネットで情報を探し回った末に、ビビビッと来たのが野帳です。
今回の記事では、野帳を旅ノートとして実際に使ってみた感想とおすすめの野帳についてをお話します。
この記事のもくじ
野帳ってなに?
野帳(やちょう)は、KOKUYOが測量士のために開発したミニノートです。作業着のポケットにすっぽりと入るサイズと、屋外で立ったまま書き込める硬い表紙が特長です。
1959年の発売以降、建設業界を陰で支えるアイテムとして活躍してきました。
今では、測量・建設の枠を超え、発掘・観察などのフィールドワークや、社外のモバイルワークなどのビジネス用としてだけではなく、さらには、旅の記録、日常のメモなどの個人のライフ活動の記録用としても注目を集めています。
建設業界向けとしては深緑色の測量野帳が親しまれていますが、時代の流れに合わせ、カラフルな色の野帳やキャラクターとコラボした野帳なども登場しています。
実際に野帳を旅ノートとして使ってみた感想
ものは試しとベトナム旅行のおともに連れて行った野帳ですが、これは本当に正解でした!
野帳にはいくつか種類がありますが、わたしが持って行ったのは「野帳 Yacho Business」というタイプの野帳です。実際に使ってみての感想を詳しくお話していきますね。
旅行でも邪魔にならないサイズ感

野帳のサイズは、縦165×横95×厚み6mmです。
ボロボロのスマホで恐縮ですが、野帳とスマホはほぼ同じサイズなのがおわかりいただけると思います。

厚み6mmと、ご覧のとおり、スマホより薄いんです。写真の野帳は、旅行後にレシートやパンフレットを貼ったりしたので少し厚みが出ていますが、それでもスマホよりは厚みはありません。
ですから、旅行中持ち歩いてもかさばることもありません。
わたしは荷物は少なめで旅行をしたい派なのですが、旅行中肌身離さずにずっと持ち歩いていても、まったく邪魔になりませんでした。

書き込みやすい
旅行中ですと、「これを記録しておきたい!」と思ったときに机と椅子があるとは限りません。そんなときでも野帳は安心です。
野帳はもともと屋外で作業する測量士のために開発されたノート。立ったままでも書き込みやすいよう、表紙はハードカバー仕様になっているんです。
一般的なノートここまで表紙がしっかりとしたものはなかなかないのではないでしょうか。
野帳をバッグに忍ばせておけば、場所を選ばず、書きたいときにバッグからスッと取り出して書き込むことができます。
実際にわたしも、食事やお茶をするために入ったお店や、バス停などでも野帳を広げて記録をとるようにしていましたが、パッと取り出して、パッとしまえるので重宝しました。
移動がつきものの旅行中であっても、野帳はしっかりとした頑丈な作りゆえに思い出を逃すことなく、その場で書き込むことができるのです。

方眼紙が便利
わたしが持って行った野帳の中身は、3㎜マスの方眼タイプになっています。
これが地味に便利でしたね。
旅行に行く前に持ち物やフライトスケジュールなどを書き込んでおいたのですが、方眼があるおかげで見やすいノート作りが簡単にできました。

わたしは不器用なので、無地の紙に書き込むとどうしても歪んでしまうのですが、方眼タイプであればそんな心配もせずにすむのでありがたいです。
また、方眼線はうすいグレーなので、便利でありながらも視覚の邪魔になることもなく、非常に計算されたデザインだなと感じましたね。

お手頃な価格
世のなかにはさまざまな旅ノートが売られていますが、なかにはウン千円もするようなものもあります。
もちろん、高価格の旅ノートは表紙が革でできていたりとこだわり仕様なので仕方がありませんが、旅行記録に熱意がある人でないとちょっと購入までのハードルが高いですよね。
それに比べると、野帳はお手軽価格なのが嬉しいところ。数百円で手に入れることができます。
これならケチケチしなくても、嬉しかったこと、楽しかったこと、思いついたことなど、記録に残しておきたいことを思う存分に書くことができます。
気合を入れたノートにも憧れますが、野帳のようなハードル低めなノートは旅ノート初心者には嬉しいです。

保管しやすい
わたしはできるだけモノを増やさずに、コンパクトな暮らしをしたいと思っています。
ですから、モノを買うときにはなるべく小さく、シンプルな構造のもので、捨てやすいものを選ぶようにしています。
その点、野帳はスマホサイズと非常にコンパクトなので、場所をとらないにもかかわらず、かっちりとしたハードカバーのおかげで保管しやすさが抜群です。
また、大切な思い出の記録ですが、いつの日か捨てなくてはいけない日が必ずやってきます。
金属リングを使ったり、プラスチックを使ったノートだと捨てるときにいちいちノートをばらしたりする手間がかかりますが、紙だけでできている野帳であれば、紙ごみもしくは燃えるごみとして出せばOKです。
まさにシンプルな暮らしにぴったりなアイテムといえます。

野帳はどこで買える?
野帳は、東急ハンズ、Loft、世界堂、そのほかの大きな文房具店で取り扱いがあるようですが、わたしの家の近くにはないのでオンラインショップで購入しました。
野帳は緑色が定番品ですが、わたしは黒が好きなので、ビジネスでも使えるようにと新しく販売された、「野帳 Yacho Business」シリーズのチャコールブラックを選択。
チャコールブラックは真っ黒ではなく、少しグレーが入っていて、オシャレな雰囲気。そのほかの色も、落ち着いたニュアンスカラーで素敵ですよね!
用紙の枚数は40枚なので、よほどたくさん書き込まない限りは1回の旅行には十分間に合うと思います。
わたしはすっかりこの野帳が気に入り、特別な旅行ではなく、日常のちょっとしたお出かけを記録する用にも追加で購入してしまいました。Amazonだとまとめ買いもできます。
また、わたしも気になった「trystramsフィールドノートLimitedColor」シリーズは、表紙のカラーがとっても可愛いです!

中身のスペックは一緒なので、鮮やかなカラーがお好みの方にはこっちもいいかもしれませんね。
まとめ
実際に野帳を旅ノートとして初めて使ってみて、すっかりはまってしまいました!
野帳の持ち運びのしやすさ、書き込みやすさ、値段の手頃さは、気負わずにシンプルな旅ノートづくりをしたいわたしにピッタリでした。
これからも旅行に行くときは、野帳をおともに連れて行くつもりです。
定番の野帳だけではなく、普段持ち歩いてもサマになるような、デザインがオシャレな野帳が販売されています。
ぜひお気に入りの野帳を見つけて、旅に一緒に連れて行ってみませんか?より旅が楽しくなること、請け合いですよ。
この記事が旅ノートづくりで悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。