
我が家は土鍋でごはんを炊き続けて8年になりますが、その当初から使い続けているのが、4th-marketのロティ シチューキャセロールという土鍋です。
炊飯器の買い替え問題をきっかけに始まった我が家の土鍋生活ですが、未だに挫折することなく続いているのは、ロティ シチューキャセロールを気に入っていることも要因の一つだと思っています。
今回の記事では、我が家で愛用しているロティ シチューキャセロールの魅力について語っていきたいと思います。
この記事のもくじ
4th-marketとは?
4th-market(フォースマーケット)は、三重県の四日市市で焼物を生業とする、「山口陶器」「竹政製陶」「三鈴陶器」「南景製陶園」という4つの窯元の若手経営者が集結し、2005年に立ち上げたブランド。
陶磁器製品の普段使いがテーマで、使うたびに愛着が増していくような質感、毎日の暮らしのなかで利便性が向上する機能性を追求しており、シンプルのなかにも機能性や嗜好性を加えたデザインはすべてオリジナルです。
四日市市は全国的にも有名な陶器、萬古焼(ばんこやき)の産地として知られています。萬古焼は高い耐熱性が特徴で、土鍋に関してはなんと国内シェアの7~8割を占めているそうです。
4th-marketはそれぞれの窯元が最も得意とした分野を担当する仕組みになっていて、「山口陶器」と「竹政製陶」は食器、「三鈴陶器」は土鍋などの耐熱食器を、「南景製陶園」は急須を主につくっています。
ロティ シチューキャセロールの魅力
わたしがロティ シチューキャセロールで感じている魅力は、全部で6つあります。
それは、
- 和でも洋でもないデザイン
- 縦向きの取手
- 大きめの容量
- 手入れしやすい構造
- 丈夫で長持ち
- 遠赤外線効果で料理がおいしくなる
です。
それぞれの魅力について、詳しくお話していきますね。
魅力① 和でも洋でもないデザイン
わたしがロティ シチューキャセロールが気に入った最大の理由は、和風とも洋風ともつかないモダンなデザイン。
それまでの土鍋っていかにも和風というものが多かったんですが、わたしはどうもそれが好きじゃなかったんです。
花柄とかウサギとかが筆で描いてあったりして、職人さんたちが頑張ってくださっているのは重々承知しているものの、どうもそのテイストが好きになれない。
今でこそシンプルなデザインの土鍋は増えてきましたが、当時、土鍋界において異色を放っていたのが、4th-marketの土鍋たちでした。
4th-marketの土鍋でも、サイズによってデザインはいろいろありますが、そのなかでも群を抜いてわたしの好みだったのが、ロティ シチューキャセロール。
まったくといっていいほどの飾り気のなさ。「ほら、これ可愛いでしょ?」という押しつけのような装飾は一切なく、とにかくシンプルなんです。それはもう清々しい。
表面は、一般的な土鍋と違って、マットなテイスト。ツルツルテカテカでもザラザラでもなく、するっと滑らかで、落ち着いたカラーリングがまた憎い。
どこから眺めても、ほかの土鍋とは一線を画す姿には惚れ惚れです。
ロティ シチューキャセロールは4th-marketでは調理鍋という扱いで、土鍋やごはん釜というジャンルではなかったのですが、あまりのデザイン美に魅せられて「このコをウチに迎えたい」という気持ちになってしまいました。
こちらが8年連れ添ったわたしの相棒。

さすがに落ちない汚れがあったり、欠けたりもありますが、その佇まいは相変わらずクールです。

いつ見ても素敵だなと思ってしまいます
魅力② 縦向きの取手
こちらもデザイン的な話なのですが、ロティ シチューキャセロールの取手はちょっと変わっているんです。
普通の土鍋だと、取手は両サイドについていますよね。
ところが、このロティ シチューキャセロールの取手は本体淵の上側に迫り出すようについているんですが、これがまた秀逸なんですよね。
この角度でみると、取手が上側に出ているのがよくわかるかと思います。

台所って、何かとモノが多くて狭くなりがちですよね。取手の部分のスペースも案外バカにはならず、意外と場所をとるものです。
それがこのロティ シチューキャセロールだと問題にはなりません。横にはみ出す部分がないので、取手がスペースをとったりすることもなく、ほかの鍋とぶつかって取手がとれるという心配もありません。
狭い台所でもスッと美しく保管しておけるんです。

魅力③ 大きめの容量
ロティ シチューキャセロールは、直径約24cm、高さは取手の一番高いところまで含めて17cm。普通の土鍋に比べると、背が高めのスタイリッシュな見た目。
でも、容量はたっぷりの3500mlなんです!
スッとした見た目とは違い容量はしっかりあるので、家族で食べるカレーやシチューなどにもピッタリです。
ごはんだと5合まで炊くことができます。
個人的には5合炊くと鍋いっぱいという感じなので、多くても4.5合ぐらいまでが適当かなと思いますが、それでもよほど食べ盛りのお子さんがたくさんいるというのでなければ十分ですよね。

魅力④ 手入れしやすい構造
ロティ シチューキャセロールのつくりは、ひたすらシンプル。本体と蓋のみで、かつこれらも装飾なし、でっぱりや凹みも少なめ。

ですから、毎日のお手入れがラクラク簡単。
我が家は毎日ご飯を炊くのに使っているのですが、使った後はスポンジと洗剤でゴシゴシこすって、水で濯げばおしまい。
手入れが楽って家事をするうえで大事。いくらオシャレでも、扱いが面倒だといつの間にか使わなくなってしまうものですから、手入れのしやすさは外せないところです。

魅力⑤ 丈夫で長持ち
我が家にロティ シチューキャセロールを迎えて8年経ちましたが、今なお現役です。
毎日ごはんを炊くのに使っていますがビクともしないのは、さすが高い耐熱性を誇る萬古焼という感じですね。
淵などは欠けたりした部分が多少ありますが、ごはんを炊くのにはまったく支障ありません。
陶器なので乱暴に扱えばもちろん割れてしまいますが、丁寧に扱えば長持ちして働いてくれます。
土鍋にしてはお値段が張りますが、毎日使っていてもこれだけ長持ちしてくれるのであれば、コスパとしては満点なのではないでしょうか。

魅力⑥ 遠赤外線効果で料理がおいしくなる
そして忘れてはならないのが、ロティ シチューキャセロールの調理器具としての能力の高さです。
冒頭でもお話したとおり、ロティ シチューキャセロールは萬古焼という耐熱性の高い陶器。
遠赤外線効果によりじっくり火を通し、食材の旨味を引き出すのを得意としています。
わたしがはじめてロティ シチューキャセロールで炊いたごはんを食べたときの衝撃は、今でも忘れることができません。いつものお米が高級米に変わったかのように、味がまったく違ったんですよね。
その当時使っていた炊飯器が劣化して性能が落ちていたとはいえ、土鍋で炊くとこうも味が違うとは思いませんでした。
この味を知ってしまうと、もう普通の炊飯器に戻る勇気がなかなかありません。
ロティ シチューキャセロールを使うと料理がおいしくなるので、ごはんはもちろん、とくにカレーやシチュー、ポトフ、おでんなどの煮込み料理をつくると家族からきっと喜ばれると思います。

ロティ シチューキャセロールはどこで買える?
4th-marketの製品を取り扱っているお店は全国にあります。実店舗で商品を直接手にとって確認をしてみたいという方は、ぜひお店に足を運んでみてください。
4th-marketの取り扱い店舗を確認する ▶ 4th-market/shoplist
お店で実際に商品を見て買うのが一番ですが、残念ながら近くにお店がなかったり、行ったとしてもお目当ての商品の取り扱いがなかったりします。
そんなときに便利なのが、やはりネットですね。わたしもオンラインショップで購入しました。
公式サイトでも購入できますが、楽天だと価格は公式サイトと変わらず、かつポイントが貯まるので、こちらのほうがお得に感じます。
ロティ シチューキャセロールには、白、黒、赤の3種類のカラーがあります。
わたしが買うときには白と黒でだいぶ迷ったのですが、長年使うことを考えて汚れが目立たない黒にしたんですが、個人的にはこれで正解でした。
どの色も落ち着いたいい色なので、家のインテリアとの兼ね合いだったりも考慮しながら選ぶといいですね。
まとめ
4th-marketのロティ シチューキャセロールは、土鍋でありながらもスタイリッシュなデザインでわたしの大のお気に入りです。
ロティ シチューキャセロールを気に入っているおかげで、ごはんを土鍋で炊く生活を続けられているといっても過言ではないかもしれません。
我が家では炊飯用として使っていますが、カレーやシチュー、スープといった煮込み料理にも最適です。
直火だけではなく、オーブンや電子レンジでも使えるので、お料理上手な方であれば日々の食卓に大活躍するのではないでしょうか。
長く愛用できる土鍋がほしいと思った方は、ぜひ4th-marketのロティ シチューキャセロールをチェックしてくださいね!
また、別記事の「土鍋でごはんを炊き続けて8年 メリット・デメリットと感じたことを解説」では、ごはんを土鍋で炊く魅力についてお話しています。こちらも読んでいただけると嬉しいです。
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