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【40代からのシンプルライフ考】暮らしを整える買い替えの視点

暮らしのなかで、モノが壊れたり古くなったりすることは、誰にとっても日常の一コマですよね。


お気に入りの道具が使えなくなったときは悲しいですが、一方で新しいものを選ぶのはちょっとした楽しみでもあります。


わたし自身、なるべくモノを増やさない暮らしを心がけるようになってからは、買い物の回数がぐっと減りました。


その分、何かを買い直すという場面が貴重になり、以前よりも慎重に、そして丁寧に選ぶようになった気がします。


でも、実はそんな「買い直しのタイミング」こそが、シンプルな暮らしに一歩近づけるチャンスでもあるのです。


今回は、シンプルな暮らしを目指しているわたしの、モノを買い替えるときの視点についてお話してみたいと思います。

視点① そもそも買い直す必要はあるのか?

ものが壊れたり、使いにくくなったりすると、新しいのを買うのは自然な流れですよね。


わたしもなるべくモノを増やさない暮らしを心がけるようになってからは、新たにモノを買う機会がぐっと減ったので、買い替えは楽しみでもあります。


ですが、シンプルな暮らしを目指すのであれば、ここで一旦落ち着かなければいけません。というのも、モノが壊れたときはある意味チャンスともいえるからです。


新しいモノが欲しいとはやる心をなだめ、「これは買い直す必要はあるのか」と考えてみます。


何も考えずに買い直せばプラスマイナスゼロで家のなかに変化はありませんが、新たに買い直さなければモノが1つ減り、すっきりした暮らしに一歩近づきます。


これまで当たり前のように使ってきたものでも、なくても何とかなるもの、他のものでも代用できるものは案外あったりします。


たとえば、今の我が家にはオーブントースターはありません。ガステーブルに付属している魚焼きグリルを代わりに活用しています。


パンでもお餅でも魚焼きグリルで焼いてしまいます。


こういう話をすると、「え、魚を焼くところで大丈夫なの?」と顔をしかめられたりもしますが、網や魚焼きグリル付属の鉄板は使うたびに洗っているので、魚臭いなんてことはまったくなく、何の問題もありません。


むしろ、あまり出番のなかった魚焼きグリルを活用できる一方で、トースターを置く場所も、トースターを手入れるする必要もなくなって、快適です!


このように、ふつうの家庭では当然あるものと考えられているモノでも、なければないで何とかなるものです。


ですから、何かが壊れたときはすぐに買い直すのではなく、それが「ない暮らしを試すチャンス」だと思ってしばらく買わず日々を過ごしてみると、シンプルライフが近づくかもしれません。

せり
我が家にオーブントースターがないことを知った義両親は、お金がなくて買えないのだと思って、買い与えてくれようとしたことがありました

お金の有無ではなくて、わざと買い直さないんだと理解してもらうのになかなか苦労しましたね


視点② 今後10年は使いたいモノか?

わたしは40代ですが、これまでの人生を振り返ってみると、大体10年ごとくらいに生活に節目があると感じています。


そして、その節目、節目で必要なものが少しずつ変化しています。


スパンは人それぞれだと思いますが、ずっと同じ生活を続けているという人はあまりいないのではないでしょうか。


家族構成、仕事や家事・育児を含めたライフスタイル、体調や健康などは刻一刻と変わっていて、同じような生活をしているつもりでもどこかしら前とは違っているものです。


そこでわたしがモノを買うときの目安として考えているのが、「今後10年使いたいか? 使えるか?」ということです。10年くらい先であれば、家族も含めた自分の生活が想像しやすいからです。


「一生使えるか?」という質問だとどこか現実味がなく、高いものが欲しいときの言い訳にしかならない気がしています。


「一生モノ」と呼ばれるようなモノにも正直にいえば憧れはあるのですが、自分や家庭の変化を考えると一生使うのは無理だし、わたしが買える程度のものでは子孫代々というわけにはいかないでしょうから、甘い響きになびかないように気を付けています。


それに比べると、10年は一生よりは短いかもしれませんがそれなりの期間ですから、10年使うモノを選ぶとなると真剣にならざるを得ません。


これから自分がどんな暮らしをしたいのか、どのようなものならば使いやすいのかを、これから10年先の家庭の変化も含めていろいろと考え、それに合うモノ選びをじっくりと時間をかけて行うようにしています。


もちろん、人生は自分の想像通りにはならず、よかれと思って買ったものでも生活に合わなくなったりすることもありますが、慎重に悩んだ末に手に入れたのであれば、それは仕方ないと諦めます。

せり
最近は筋肉量が減ってきたのか、「重いモノ」はしんどいです

とくに重い洋服、重いバッグはもうムリ!

調理器具も買い替えのタイミングが来たら、小さくて軽いものにしていくつもりです


視点③ 自分の手に負えるモノか?

世のなかには、たくさんの製品が溢れています。シーズン毎に新製品が売り出され、そのたびに新機能が搭載されています。


新しいモノが好きな方であれば、こういう新機能がついたスペックの高い製品は魅力的に映ることでしょう。


ですが、わたしはシンプルな暮らしのことを考えれば考えるほど、余計な機能はいらないと思うようになりました。


とくに電気製品なんかは、「新技術の○○搭載」、「大容量でたっぷり」とか興味をひかれるワードが並んでいますが、正味のところ、これらを使いこなせてる人ってどれだけいるんだろうといつも思うんですよね。


もともと機械音痴というのもありますが、そこまで高性能でもないスマホにしても、オーブンレンジにしてもほとんどの機能は使いこなせていません。


実際に我が家を見回してみると、長く残っているモノはシンプルで余計な機能がついていないものばかりです。


たとえば、30年近く前に無印良品で買ったアルミ弁当箱は今でも現役です。一切の装飾もなく、本体と蓋だけでできているミニマリズムの極みなデザインですが、だからこそ年月が経っても飽きることなく、壊れることもなく使えています。


結局のところ、自分の手に負えるレベルというのはたかが知れているものです。


もちろん、世のなかの発展に興味をもって試していく気持ちも大切ですが、わたしの場合はうまく使いこなせない場合が多かったので、過剰な機能よりも少なめの機能のモノを選んだほうが生活が楽な気がしています。

せり
しかも、低機能のものは値段も安い場合がほとんどなので、お財布の面でも助かりますね


まとめ

モノが壊れたときや、買い替えを考えるとき——それはただの消耗品の入れ替えではなく、自分の暮らしを見直すきっかけにもなります。


すぐに新しいモノを買うのではなく、「本当に必要かどうか」「今後も無理なく付き合えるモノかどうか」「10年先の暮らしにも馴染むかどうか」といった視点で一度立ち止まって考えてみることで、暮らしの質はぐっと変わってくると感じています。


持ち物を自分の扱える範囲にし、ひとつひとつのモノと丁寧に付き合う。そんな暮らしをこれからも大切にしていきたいと思っています。

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