
我が家では3年間、読売中高生新聞を購読していました。
学校の勉強だけじゃなく、ニュースや時事問題にも触れられるので、子どもたちの視野が広がったなぁと感じています。
家族みんなで話題にするきっかけにもなっていたので、続けてよかったなと思っています。
この記事を読めば、どうして我が家がこの新聞を選んだのか、どんなところが良かったのかがわかると思います!
また、なぜ購読をやめたかについてもお話しています。
この記事が、中高生向けの新聞を購読しようかどうか迷っている方の参考になれば嬉しいです。
この記事のもくじ
読売中高生新聞のおすすめポイント
わたしが読売中高生新聞を購読して感じたおすすめポイントは、つぎの4つです。
- 取り扱うテーマの幅が広い
- テスト対策を意識
- 週1回の配達
- オールカラー・手にとりやすいサイズ感
それぞれ詳しく解説していきますね。
取り扱うテーマの幅が広い
日本や世界の話題をわかりやすく解説
子どもでもスマホが当たり前の時代。
いつでもどこでも情報が手に入るようになって、便利になりましたよね。
でも、インターネットを使った情報集めって、偏りが出てしまうのが困りもの。
自分が興味のある話題しか見ない、探さないから、世界でどんなことが起こっているのかは意識しないと知ることができません。
うちの子もスマホだのタブレットだのを四六時中見ているわりに、社会の情勢について知らないことがたくさんあります。
そんなときに活躍するのが、読売中高生新聞。
読売中高生新聞には、世のなかで注目されている話題のニュースを3ページにわたって深掘りする「巻頭特集」というものがあります。
今まさに世界で起こっている事件やニュースから、SDGs関連の話題まで、旬のネタを毎週提供してくれます。
イラストや写真、グラフもいっぱいなので、文字を読むのが苦手なうちの子でも興味をもって読んでいました。
親のわたしでも知らないことがいっぱいで、一緒になって「へぇ~、そうなんだ!」ということもしばしば。
自分の興味の外にある話題を提供してもらえるっていうのはありがたいなと思います。
大人として必要な教養
読売中高生新聞は、いわゆるニュースだけではなく、ほかの情報がいっぱいなのが魅力。
面白いコーナーがたくさんあるんですが、一例を挙げてみますね。
- シゴトビト
- わたしの中高生時代
- ほんのレストラン
- オトナの本音アワー
- マネガク
- アートテラー・とにーの「巨匠に聞いてみた」
「シゴトビト」と「わたしの中高生時代」は毎週載っているんですが、それ以外は月1回くらいの掲載になっています。
毎週載っている記事テーマが変わるので、読んでいて飽きないのがいいです。
「シゴトビト」は、職業人へのインタビューコーナーです。
仕事内容や働き方、経歴だけではなく、休日の過ごし方なんていうのも知ることができて、大人が読んでもかなり面白いです。
子どもが暮らす生活圏だと、どうしても触れ合える職業って少ないじゃないですか?
たとえば、学校の先生とかコンビニやスーパーの店員さんとかくらいですかね。
でも本当は、世のなかにはいろんな仕事があるんですよね。
この「シゴトビト」のコーナーを読むと、自分が知らない世界や仕事があるんだということに気づき、将来を考えるきっかけになると思います。
もう一方の「わたしの中高生時代」は、日本経済新聞の有名コーナー「私の履歴書」の中高生バージョンという感じでしょうか。
大きな業績を残した人が自分の反省を語る的なものですが、取り上げられている人がオトナから見て有名人というだけではなく、子ども目線でも興味がありそうな人というのが特徴です。
ラッパーとかゲーマーとか珍しい仕事をしている人もいて、結構攻めている感じが親的にはしますが、時代でしょうね。
若者向けの話題
いわゆる大人目線で必要な情報だけが載っているわけではないのが、読売中高生新聞の特徴といえるかもしれません。
子ども向けを意識して、ファッションやメイクのトレンド情報や、話題の映画や芸能人の話題なども豊富です。
「こういう内容はいらないんじゃない?」と感じるしれませんが、こういう情報があるからこそ子どもは新聞を手にとってくれるんですよね。
自分に興味のない話題しか載っていない新聞や雑誌、あなたは読みますか?
読みませんよね。
子どもが好きそうな話題をあえて載せることで、ほかの記事も読んでもらおうという編集者さんたちの努力を感じます。

テスト対策を意識
読売中高生新聞は、大学受験や学校の定期考査を意識した構成になっているのも親としては嬉しいところ。
大手予備校の代々木ゼミナールとタッグを組んだ、「時事王」というコーナーが定期的に掲載されているのは大きなポイントです。
昔と違い、学校の定期テストや小テストで、ニュースに関する時事問題を出す先生は少なくありません。
読売中高生新聞のニュース面は巻頭特集も含めると7ページもあるので、毎週読み込んで、さらに「時事王」の問題をしっかり解いておけば、試験対策になります。
また、登録無料の読売IDを持っていれば、スマホやタブレットでできる「時事王ドリル」に挑戦することができます。
万が一「新聞を捨ててしまった!」という場合でも、これなら安心ですし、子どもがいつでも取り組めるので便利でいいですね。
ほかにも、受験を意識したコーナーとして「合格応援! FLY HIGH」というのがあります。
こちらは、やはり有名予備校である駿台予備学校とタッグを組んだコーナーでして、受験に役立つさまざまな情報を掲載しています。
大学受験生がターゲットですが、それより下の学年の子が読んでも将来の自分をイメージをしたり、心づもりをすることができると思います。

週1回の配達
読売中高生新聞は週に1回、金曜日のみの配達になります。
学校生活や習い事、塾などで忙しい子どもたちだと、毎日配達されてもなかなか読むヒマがありません。
実際、我が家では子どもが小学生のときに毎日配達スタイルの子ども用新聞をとっていたこともあるんですが、読むヒマがなくてあっという間に積読状態になっていました。
それに比べると、週に1回だとゆとりをもって読むことができます。
ページ数も24ページと、多からず少なからずという感じで、内容はバラエティに富み、かつ掘り下げもされているのでとてもバランスよく感じます。
毎日読むのはムリという忙しいお子さんでも、時間があるときにゆっくりと読めるからいいですよね。
オールカラー・手にとりやすいサイズ感
なんといっても、紙面がオールカラーなのがポイントです。

今どきの子どもって、教科書でも参考書でもカラーなのが当たり前なんですよね。
モノクロだと途端に読む気を失ってしまうんです。
その点、読売中高生新聞はすべてのページがカラーになっていて、写真、グラフ、イラストが豊富なので、子どもでも億劫にならずに読むことができます
色使いもどこか若者を意識したようなポップカラーで、全体的にオシャレな印象に仕上がっています。
ちなみに、わたしは読み終わった新聞をとっておいて新聞ちぎり絵づくりに使っているんですが、色味がほかの新聞でつくるよりオシャレになるのでお気に入りです。
また、読売中高生新聞は、いわゆる新聞よりも小さめサイズです。
大人でも普通の新聞って、広げたりするには扱いにくいサイズじゃないですか?
読売中高生新聞はそれに比べると、広げるのにも苦労することはなく、まだ体が大人になりきっていない子どもでも十分に扱うことができます。
うちの下の子は体が小さいのですが、それでもこの新聞に関しては扱いづらいということはないようです。

我が家が購読をやめた理由
我が家では、読売中高生新聞を3年購読しましたが、一時購読をやめている状態です。
というのも、単純に子どもが読まなくなってしまったからです。
その理由としては、こんな感じです。
- 掲載されているマンガが好みではなくなった
- ゲームや動画視聴のほうが楽しい
- 進学して生活ペースが変わった
- 新聞が来ることが当たり前になりすぎた
掲載されているマンガが好みではなくなった
読売中高生新聞には紙面2面を使ったマンガコーナーがあります。
うちの子たちはこのコーナーを楽しみにしていて、新聞が来るとまずこのコーナーから開くぐらいだったのですが、新しくなったマンガが好みのものでなかったらしく、そこからテンションが駄々下がり…。
マンガについては好き好みがあるのでいかんともしがたいですが、うちの子にはダメだったようで、残念ながらそこから新聞離れが始まってしまいました。
ゲームや動画視聴のほうが楽しい
これはどうしようもないですね。
どう考えても、新聞よりはゲーム、YouTubeのほうが楽しいですよね。
すっかり、こっちの世界に行ってしまった感じで、親としてもほとほと手を焼いているところです。
進学して生活リズムが変わった
子どもたちがそれぞれ進学し、ライフスタイルが大きく変わりました。
新しい学校生活に慣れるのに大変で、新聞を読むことまで気持ちが追いついていけていない状態です。
新聞が来ることが当たり前になりすぎた
いつでも新聞はそこにいる。。。
今日は読まずとも、いつか読めばいい。
子どもと新聞は、いつの間にか馴れ合いの関係になってしまったんですね。
新聞の存在が当たり前になりすぎて、ありがたみがわからなくなってしまったという感じです。
そのせいか、読むためのモチベーションが上がらなくなってしまいました。

購読を停止した途端、「新聞がないと、なんか寂しい…」なんてことを子どもは言ってます
まとめ
読売中高生新聞を3年間購読してきた体験をお話ししました。
わたしも一緒に新聞を読んできたのですが、子どもたちが気になる、喜ぶところも取り入れつつ、大人が伝えたいこともしっかりと盛り込まれていて、バランスがいい新聞だと思います。
現在は購読を停止していますが、値段もそんなに高くないので、「やめないで続けてもいいかな…」とかなり迷ったくらいです。
結局、子どもと話し合った結果、受験生になる年くらいにまた再開することにしました。
新聞が自分たちに合うかどうかは、実際に購読してみないとわからない部分もあると思います。
読売中高生新聞は、申し込みや停止もオンラインで簡単 にできるので、数ヶ月だけお試ししてみるのもアリかもしれませんね。
この記事が、中高生向けの新聞購読を迷っている方の参考になれば嬉しいです!