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40代、白髪を染めずに過ごすわたしの考え方

髪は女の命。


そんな言葉が流行ったのはいつのことでしょうか。


わたしも学生のころは人並みにオシャレを気にしていて、カラーリングをしたり、パーマをかけたりしたことがあります。


でも、どちらもわたしには合わなかった。


カラーリングをすれば、頭皮がヒリヒリと堪えがたい痛みに襲われ、少ししたらプリン頭になっているのに耐えられず、すぐに黒髪に戻してしまったり。


パーマをすれば、髪の毛にこしがないので1回ではかからず、やり直ししてもらうのが当たり前。


そんな経験を経て、もう20年ちかく、カラーリングもパーマもしないで過ごしてきました。



ところが、そんなわたしにも試練がやってきました。


白髪問題です。


どうやら年齢に割には白髪が少ないようですが、40代も半ばになり、ここ1年でぐっと白髪が増えてきました。


鏡の前で髪の毛をかきあげると、白髪がチラホラと何本も見えるので、頭全体ではそれなりにあることでしょう。


ふつうであれば、ここで白髪を抜いたり、染めたりするかと思うんですが、悩んだ結果、わたしは何もせずこのままでいこうかと思っています。

なぜ白髪を染めるのか

白髪が出てくると、普通の人は白髪染めをしたり、髪の毛全体にカラーリングをしたりして、白髪が目立たないようにしますよね。


なぜ白髪を目立たなくするかといえば、一言でいえば、若く見られたいからですよね。


若く見られたい、という気持ちは誰にでもあるものです。


わたしだって、若くみられたら嬉しいです。



でも、それが若くなければいけない、となると少し様相が変わってきます。


願望だったものが義務になってしまうという感じですかね。


これが個人的なものであれば別に「お好きにどうぞ」という感じなのですが、問題なのは社会全体でそのような風潮があることだとわたしは思います。


その証拠に、白髪を染めていないと「老けている」「不潔」「オシャレに気を使っていない」などと言われてしまいます。


老けて見えるのは確かかもしれませんが、そもそも白髪が不潔というのも妙な話ですし、オシャレかどうかは個人の問題な気がします。


こういう社会という無言の圧力のせいで、染めるのをやめたいと思っているけれど、踏ん切りがつかないという人もかなりいそうです。


せり
美魔女は素敵ですが、みんなが目指さなくてもいいですよね?


白髪は自然の色

春に芽吹き、夏には青々としたていた樹々の葉は、秋になると黄色や赤に変わっていきます。


これを見て、「老けた」と感じることってないですよね?


移ろいゆく、美しい紅葉を愛で、喜び楽しむことが多いと思います。



わたし達の髪の毛の色も同じ。自然のままに変わっていくものです。


若かりしころは艶があって豊かな黒髪だったのが、少しずつ髪質が変わり、色も褪せていく。


まさに自然そのものです。



樹々の緑はよくて、自分の髪の毛はよくないなんていうのはおかしいですよね。


これを老けただの不潔だのと評価をしているのは、他ならぬわたし達自身に過ぎません。

たんぽぽ
わたし達も自然っていうことをつい忘れがちね



若者のあえてのシルバーヘア

最近、若者のあいだでは、カラフルなカラーリングのヘアスタイルが流行っていますよね。


金髪はもちろん、赤、青、緑、紫…と、それぞれ個性的な色の髪の毛をしています。


なかには、シルバーヘアにしている子を何度か見かけたことがあります。


ナチュラルにシルバーな毛が生えてくる年齢の身としては、「なにも生き急がなくても、あと20年もすれば勝手に生えてくるのに」と思ってしまうんですが、彼らにとってはシルバーヘアがオシャレということなんですよね。


つまり、シルバーヘアがオシャレじゃない、老けて見えるなんていうのは、今のオトナ世代の価値観であって、若い人はそうではないということ。


もちろん、彼らに聞いたら間違いなく、「オシャレでやってるのと中高年の白髪を一緒にしないでよ!」と言われてしまうんでしょうけれど…。


結局、価値観なんて時代、世代によって簡単に変わってしまうものであり、不変的なものではないということなんですよね。

はこべ
シルバーヘアが駄目なんているのは、価値観のひとつでしかないんだな


少しずつ変わっているグレイヘアの価値観

最近では、有名人でもあえて白髪染めをやめる人もでてきています。


女性で有名なのは、アナウンサーの近藤サトさんでしょうか。


グレイヘアと生きる』という本をわたしも読みましたが、テレビという華やかな世界に身を置いていた方がグレイヘアにするというのは、一般人よりも勇気がいることだったでしょう。


でも、このようにメディアで活躍する人が率先してグレイヘアにしてくれることで、わたし達の「白髪は悪」みたいな思い込みが少しずつ解かれていく気がします。



ほかにも、『50代から始めるグレイヘア初心者入門』という本も出版されています。


こちらは、著者のエリーナさんが白髪と向き合い、葛藤し、どのようにグレイヘアに移行したのかを解説した本です。


ニッチなテーマにもかかわらず、口コミが多く、評価も高いです。


これって、世のなかの多くの女性がグレイヘアに興味がある証拠ですよね。



どちらの本もkindle Unlimitedで読めるので、興味のある方は無料お試しサービスを利用して読んでみてはいかがでしょうか。



急に社会が変わることはないとは思いますが、少しずつでも自然体で過ごすことが受け入れられるようになったらいいなと思います。

せり
どんなスタイルであれ、自分が過ごしやすいのが大切な気がします


まとめ

40代半ば、白髪がそろそろ気になって、本を読んだり、ネット上でいろいろと調べたり、世のなかを見回してみたり。


その結論として、「白髪を染めない」というスタイルでいこうかと思っています。


もちろん、この先、染めたいと思うときが来るかもしれません。


でも、その時はその時。柔軟に対応すればいい。


誰に強要されるのでもなく、わたしがわたしのあり方を決める。


そんな自由さを大切にしたいと思います。


自分が自分らしくいられるための選択肢のひとつとして、グレイヘアがあってもいいんじゃないでしょうか?


白髪を染めるという文化を否定するわけではなく、白髪を染めなくてもいいという文化がもっと広がればいいなとわたしは思っています。

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