
別記事『月1日、4時間のパートをプロフィール辞めます。40代のわたしが「もういいかな」と思った理由』で、月1日、4時間のパートを辞めることにした、と書きました。
仕事そのものが嫌だったわけではありません。
お客さんとのやりとりは楽しかったし、できることなら続けたかった。
けれど、異動して上司が変わってから、仕事がしんどくなってしまったのです。
指示がないのに、自分で考えて動けば「そんなのはやらなくていい」と言われる。
何をすればいいのか分からない。
でも、「何をすればいいですか?」と聞けるような雰囲気でもない。
そんなことが少しずつ積み重なって、仕事そのものよりも、上司の顔色を伺いながらながら働くことに疲れてしまいました。
だから、正直に言えば、パートを辞めようと思った一番の理由は、今の上司との人間関係です。
でも。
実際に辞めることを伝えるとき、わたしは本当の理由を言わないことにしました。
「子どもの受験」を理由に辞めます
もともと、パートと上の子の受験日が重なっている日があり、その日はお休みをもらうつもりでした。
遠方にある大学を受験するため宿泊が必要で、親バカと承知していますが、付き添いすることに決めたからです。
ところが、下の子が志望する高校が決まり、翌月もまた受験とパートの日が重なることになりました。
こちらは夫に対応を頼めば、わたしがパートを休まなくても済ませることができます。
だから、本当は「受験があるから、どうしても仕事を辞めなければならない」という状況ではありません。
それでもわたしは、「もう、これを理由に辞めてしまおう」と思いました。
受験は、嘘ではありません。
実際に受験があり、その対応が必要なのも本当です。
でも、これがなかったらわたしは辞めなかったかというと、それも違う。
たぶん、受験がなかったとしても、上司との関係に疲れているわたしは、何かの理由で辞めることを考えていたと思います。
前の上司だったら、辞めていなかったと思う
そして、これも正直に言うと、もし異動前の上司だったら、わたしはたぶん辞めていません。
仕事自体は嫌いではありません。
お客さんとのやりとりは楽しいし、やりがいもある。
月1日とはいえ、少しでも収入になることもありがたかった。
前の上司のときは、それなりに気持ちよく働けていたんです。
だから、「子どもの受験があるから辞めた」というのは、わたしの中では少し違います。
今の上司だから辞めることにした。
これが一番正直なところです。
そして、受験が重なったことで、「夫に頼めば続けられるけど、そこまでしてこの仕事を続けたい?」と考えた。
そこで、自分の答えが「もういいかな」だったんです。
受験は「隠れ蓑」にちょうどいい
子どもの受験は、わたしにとって退職の「理由」というより、「隠れ蓑」に近いものがあります。
「子どもの受験があるので、今後の対応が難しくて……」
そう言えば、相手もそれ以上は踏み込みにくい。
「それなら仕方ない」と思ってもらえる。
本当は、受験があるから辞めるわけではない。
でも、「子どもの受験」という理由なら、わざわざ「本当は人間関係がしんどくて」と説明する必要もありません。
だから、受験を理由にすることにしました。
ちょっとずるい気もします。
でも、これくらいはいいんじゃないかな、とも思っています。
上司に退職を伝えた結果は?
そんなわけで、わたしは上司に退職することを直接伝えました。
仕事が終わり、タイムカードを切ったあとに帰りの挨拶がてら、さらっと切り出しました。
理由はもちろん、「子どもの受験対応があるため」。
最後の出勤日は、受験のために休みを取る予定だった日の、さらに1か月前にしました。
すると、上司から返ってきたのは、「急に困るな」というチクリとした嫌み。
もともと受験のために休みを取るはずだった日は、まだ2か月も先なので、全然急ではないんですけどね。
しかも、パートがたくさんいて、わたしの勤務日数を減らしたぐらいなので、代りにも困らないはずです。
受験で休みたいと前回伝えたときには、「そんなに早く言われても覚えてらんないよ」と言われたのに、今回は「急だ」とは何ともはや。
何だかモヤりましたが、余計なことを言わずに我慢、我慢。
そのあと、「理由はお子さんの受験対応ってことで了解です」と言われてお終いです。
ひとまず、それ以上は深く聞かれることもなく、引き止められることもありませんでした。
本当の理由を言わなくてもいい
子どもの受験という大義名分でパートを辞める。
ちょっと卑怯かもしれません。
けれど、大人なのだから、本当の理由を全部ぶちまけて相手を不用意に傷つけたり、納得してもらう必要もないと思うのです。
本音は「あなたと合わないので辞めます」。
でも、そんなこと、本人を目の前にして言えるでしょうか。
もちろん、職場によってはきちんと伝えたほうがいいこともあると思います。
けれど、わたしの場合は、月1日のパートの身。
わざわざ「あなたがしんどかったので辞めます」と伝えて、最後に嫌な空気を残したくありませんし、意味もありません。
それに、上司を責めたいわけでもありません。
楽しく働けている(はずの)パートさんもいます。
ただ、わたしには合わなかった。
それだけです。
辞める理由を、相手に正直に伝えなくてもいい。
自分が納得していて、「もういいかな」と思ったなら、それで十分なんだと思います。
